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三菱食品/4~9月営業利益35.9%増、取引増加・採算改善

2023年11月01日 15:47 / 決算

三菱食品が11月1日に発表した2024年3月期第2四半期決算によると、売上高1兆421億8200万円(前年同期比4.4%増)、営業利益136億6900万円(35.9%増)、経常利益146億6100万円(32.3%増)、親会社に帰属する当期利益101億5900万円(36.3%増)となった。

三菱食品

売り上げ面は、インバウンドを含む人流回復により、コンビニエンスストアや業務用取引を中心に全般的に取引が伸長し、増収だった。

利益面では、取引の増加や採算管理強化で利益率が改善、増益を計上している。

加工食品事業は、売上高は3338億8400万円(1.6%増)、営業利益は34億円(35.5%増)。コンビニエンスストア、ディスカウントストアとの取引が堅調に推移したことや、記録的な猛暑で飲料が好調だった。

低温食品事業は、売上高は3140億100万円(7.0%増)、営業利益は79億8500万円(25.9%増)。スーパーマーケット、コンビニエンスストアとの取引が伸長したことに加え、業務用商材が復調。猛暑でアイスクリームが伸びた。

酒類事業は、売上高は2571億9500万円(2.9%増)、営業利益は14億3100万円(37.4%増)。前年の駆け込み需要による反動減はあったものの、業務用商材の復調やドラッグストアとの取引伸長に加え、猛暑の影響で増収増益となっている。

菓子事業は、売上高は1371億円(8.2%増)、営業利益は16億800万円(65.1%増加)。コンビニエンスストア等を中心に取引が総じて伸長し、好調だった。

通期は、好調な業績を受け、売り上げ・利益面ともに上方修正した。経常利益は過去最高の310億円を予想している。

売上高は前回予想比600億円増の2兆800億円(4.2%増)、営業利益47億円増の290億円(23.8%増)、経常利益50億円増の310億円(23.0%増)、親会社に帰属する当期利益45億円増の220億円(28.5%増)を見込んでいる。

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