イズミ 決算/3~8月営業利益22.5%減、人件費が増加

2024年10月15日 15:47 / 決算

イズミが10月15日に発表した2025年2月期第2四半期(中間期)決算によると、営業収益2386億7000万円(前年同期比2.3%増)、営業利益120億2900万円(22.5%減)、経常利益123億4800万円(21.9%減)、親会社に帰属する当期利益81億5600万円(22.0%減)となった。

イズミ

営業収益は西友のスーパー事業の一部を承継したことや、ランサムウエア感染被害により客数が減少した一方、その後客数回復を最優先に取り組んだことにより、増収を計上している。

販売費および一般管理費は、主に当該事業承継に伴う人件費や取得関連費用の増加により、前年同期比25億5100万円(3.1%)増加の841億4100万円となった。営業収益対比では35.3%となり前年同期に比べて0.3ポイント上昇した。

店舗面では、4月に「ゆめマート新大村(長崎県大村市)」を開業した。5月には、NSC型オープンモール「ゆめモール合志(熊本県合志市)」をオープン。熊本県初の「ゆめモール」として、グループのゆめマート熊本が運営する食品スーパー「ゆめマート合志」や、ドラッグストア、アパレルショップ、飲食店など多彩な専門店を集約し、地域密着型モールを目指す。

一方、既存店では大規模リニューアルを実施。3月に「ゆめタウン平島(岡山県岡山市)」に「サンドラッグ」を、4月には「ゆめタウン学園店(広島県東広島市)」に「無印良品」を導入するなど、中型GMS店舗への大型テナント導入により集客力向上を図った。

通期は、営業収益5273億円(11.9%増)、営業利益265億円(15.7%減)、経常利益263億円(18.6%減)、親会社に帰属する当期利益144億円(29.7%減)を見込んでいる。

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