H2O 決算/4~9月増収増益、インバウンドけん引し百貨店が好調
2024年11月06日 16:18 / 決算
エイチ・ツー・オー リテイリング(以下:H2O)が11月6日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高3312億5400万円(前年同期比4.0%増)、営業利益150億700万円(51.6%増)、経常利益159億4300万円(49.5%増)、親会社に帰属する当期利益270億6800万円(330.0%増)となった。
好調な百貨店事業が業績をけん引し、総額売上高(5585億円)・営業利益・経常利益・当期純利益がいずれも上期過去最高を更新した。
当期純利益は、第一四半期の政策保有株式売却益計上もあり大幅に増加している。
百貨店事業は、総額売上高3050億円(17.7%増)、売上高920億円(13.1%増)、営業利益126億円(0.3%増)。
国内売り上げの堅調な推移(3.2%増)とインバウンド売り上げの急伸(前年同期比400億円増)により、大幅な増収を計上した。
インバウンド売り上げは、第一四半期の円安による追い風もあり、上期で693億円と過去最高を更新した。通期で、期初予想1000億円から1260億円へ修正している。
阪急本店、博多阪急を中心に都心店が売り上げをけん引している(21%増)。
食品スーパーは、買い上げ点数の減少により客単価低下も、客数が堅調で食品事業の総額売上高は2112億円(0.1%増)。営業利益は、人件費が増加も前年並みの37億円(0.5%減)だった。
通期予想は、上期の上振れを踏まえ営業利益、経常利益を上方修正した。
売上高6820億円(3.7%増)、営業利益15億円増の310億円(18.4%増)、経常利益20億円増の320億円(14.8%増)、親会社に帰属する当期利益300億円(37.0%増)を見込んでいる。
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