ブルーゾーンHD 決算/4~9月増収増益、ヤオコー既存店売上高5.0%増
2025年11月10日 17:31 / 決算
ブルーゾーンホールディングスが11月10日発表した2026年3月期第2四半期の決算によると営業収益3949億円(前年同期比9.8%増)、営業利益230億5700万円(8.2%増)、経常利益227億1800万円(8.7%増)、親会社株主に帰属する中間純利益153億5100万円(6.5%増)となった。
ヤオコー単体の業績は営業収益3159億7100万円(9.2%増)、営業利益191億5400万円(4.8%増)、経常利益189億9600万円(5.4%増)、当期利益131億7400万円(1.6%増)だった。
ヤオコー単体の既存店売上高5.0%増、客数2.0%増、客単価2.9%増(客数100人当たりの買い上げ点数1.2%減、1品単価4.1%増)。
既存店売上高が堅調に伸び、人件費増があったものの、連結、単体共に増収増益を確保した。
今期、埼玉エリア、東京・神奈川エリアで品ぞろえ、販促を使い分ける南北政策を深堀り。エリア特性にあった「手作り提案」を強化した。
一例として、イタリアンメニューでは、北エリアでは洋風の親しみやすいメニュー、南エリアは「本格イタリアンメニュー」を提案した。
同日行われた決算会見で川野澄人社長は「北は魚の品ぞろえを強化。塩ザケの販促が効果をあげた。また価格感度の高いお客様に向けたメリハリのある提案を行っている。南では、所得が伸びているヤング層はそこまで節約志向だと感じない。デリカではパエリア、焼き肉コーナーでは牛タン、ラムチョップなどが支持を得ている」と説明した。
プライベートブランドは合計1304品、売上高は前年同期比11.0%増、売り上げ構成比は10.35%。売上高では買いやすい価格の「Everyday」が14.9%増と伸びている。
フルセルフレジは84店舗(25年上期21店舗で採用)、デジタルプライサーは45店舗(同27店舗)で導入済みとなっている(2025年9月末)。
上期のヤオコーは新規出店は3、改装3。せんどう青柳店を閉店し、9月末でグループ計241店舗(ヤオコー198店舗、エイビイ14店舗、フーコット5店舗、せんどう24店舗)。
2026年3月期通期業績は、営業収益7720億円(前期比4.8%増)、営業利益338億円(1.2%増)、経常利益330億円(1.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益205億円(1.6%増)を見込んでいる。
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