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アインファーマシーズ/増収増益、営業利益23%増

2009年03月05日 / 決算

アインファーマシーズが3月5日に発表した2009年4月期第3四半期決算によると、売上高は860億5800万円(前年同期比10.7%増)、営業利益35億9400万円(23.3%増)、経常利益34億3300万円(22.2%増)、当期利益15億4100万円(21.9%増)と好調に推移した。

部門別の概況は、医薬事業で新規出店による事業拡大と、薬局管理システムの子会社への拡大配備を進め、安全性とともに薬局運営の効率性向上に取り組んだ。また、薬学部の6年制への移行で採用活動を強化し、今年4月に330人を超える薬剤師の採用を内定した。

存店が堅調に推移したほか、グループ全体で事業譲渡等を含め計12店舗の出店した。さらに子会社のあさひ調剤による埼玉調剤の買収と8店舗の閉店・事業譲渡を実施し、グループの稼動調剤薬局総数は362店舗となった。その結果、売上高は757億5900万円、営業利益は45億5200万円と増収増益を確保した。

物販事業は、前年度より新MDに基づく販売政策、在庫適正化と「アインズポイントクラブカード」を活用した販売促進活動を中心に収益改善に取り組んだ。また、セブン&アイ・ホールディングスとの事業協力関係でも、共同出店協議が整い同期にススキノラフィラ店、草加店の2店舗を出店した。このほか、コスメティックショップ形態で1店舗を出店し、営業不振の2店舗を閉店。子会社のアイン東海を含めたドラッグストア店舗の期末総数は44店舗となった。

ドラッグストア店舗ベースの収支は黒字となったが、本部費用等共通経費を吸収するまでに至らず、売上高は101億300万円、営業損失1億7300万円となった。

通期は売上高1153億円(8.5%増)、営業利益49億2000万円(10.7%増)、経常利益47億2000万円(9.4%増)、当期利益21億800万円(30.5%増)と引き続き増収増益を見込む。

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