ベスト電器／台湾で地元企業と業務・資本提携

2009年08月15日／海外経営

ベスト電器は8月13日、台湾の子会社・台湾ベスト社とアクション社（台湾）の間において業務・資本提携に合意したと発表した。

台湾ベスト社では、台北市内を中心に10か所の家電店舗を運営しているが、業容の拡大と展開のスピードを上げる、台湾現地の有力企業アクション社と業務・資本提携を実施するもの。

アクション社は小型液晶テレビやポータブルDVDなどを製造するAV専門メーカーであるとともに、傘下に現地の家電量販店を収める成長力の高い優良企業。

提携により、仕入れコストの削減や一層の効率化を推し進め、マーケットシェアの拡大と安定した企業経営を進める。

また、将来、大きく成長を続ける中国本土の内需拡大に対応し、まず台湾にて両社共同事業によるノウハウを確立し、一定のマーケットシェアを確保した後、中国本土への共同展開を進める計画。

今後は両グループの経営資源を有効に活用し、経営手法、人材活用、マーチャンダイジング、店舗運営、販売方法、物流システム等などのノウハウを融合し、台湾ベスト社の経営改善と業容拡大のスピードアップを図る。

なお、業務提携を円滑に推進するため、アクション社は台湾ベスト社が実施する第三者割当増資を引き受け、同社の過半数を超える株式を取得する。

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