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楽天、日本郵便/商品受取りサービスで連携、30か所のロッカー活用

2015年01月15日 / トピックス商品店舗経営

楽天と日本郵便は1月15日、商品受取りサービスで連携し4月以降、都内の郵便局など約30か所に日本郵便が設置するロッカーで、楽天市場の商品受取サービスを開始すると発表した。

<サービスを発表する三木谷社長>
サービスを発表する三木谷社長

インターネット通販などで購入した商品で、「ゆうパック」として発送される荷物について、日本郵便が設置したロッカーで受取りできるサービス。

<サービスの概要>
サービスの概要

楽天では2014年5月から、大阪や福岡で、地下鉄の駅構内や大学構内に、楽天市場で購入した商品を受け取ることができる独自サービスとして「楽天BOX」を設置している。好評のサービスのため、首都圏でも同様のサービスを導入する。

日本郵便は当面の間、試行的にサービスを実施するとしており、試行期間中は楽天市場の商品購入を対象にサービスを提供する。

ロッカーの設置場所は、渋谷郵便局、世田谷郵便局ほか東京都内の集配業務を受け持つ郵便局など、30か所程度の予定だ。

EC市場の活性化に伴い、ユーザーの商品受取方法に関する需要が多様化している。多様化するユーザーのライフスタイルに合わせた商品の受取が実現するとともに、一回の郵送で宅配が完了可能となり、配送効率の向上にも寄与するという。

三木谷浩史社長は「O2Oの取り組みが進む中で、オンラインとオフラインのエコシステムをつなげていきたい。現在のオンライン市場は7.8兆円。一方、流通・サービス市場は213兆円となっているが、この比率は今後、どんどん変わる。これからは、家だけに商品を届けるのではなく、店舗での受取りにも対応する。新たな取り組みとして関西で開始した商品受取りロッカーサービスの楽天BOXは好評で、これを関東でも導入する。日本郵便と連携し、春から30か所程度にロッカー受取りサービスを開始するが、今後、ロッカー数は増やしていきたい」と語った。

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