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ファーストリテイリング/素材工場に労働環境モニタリング

2015年02月20日 / 経営

ファーストリテイリングは2月18日、取引先工場労働環境改善に向けた新たな取り組みを発表した。

工場労働環境改善に向けた追加施策として、素材工場への労働環境モニタリングを導入。

3月中をめどに、従来は労働環境モニタリングの対象外だった素材工場に対し、ユニクロの全生産量の30%を占める主要工場の労働環境モニタリングを先行実施する。

2016年3月末までにユニクロの全素材工場で実施し完了する予定だ。

監査手法の改善として、抜き打ち監査を拡大。事前予告のない抜き打ち監査や工場外での従業員への聞き取り調査を2015年から、全取引先工場に拡大することで、改善・強化策の有効性を継続的に確認する。

従業員ホットラインを先行導入し、工場従業員が労働環境に関する問題を直接ファーストリテイリングに告発できるホットラインを3月から構築し運用を開始する。

工場と労働者向け研修を導入。すでに一部を対象に外部専門機関との連携による工場管理職向け研修を実施しており、5月以降、継続取引のある工場に対し、経営者と従業員それぞれを対象に労働者の権利に関する研修を順次導入する。1年以内に主要工場に対する研修を完了する計画だ。

自社の取り組みに加え、ノウハウや知見の共有を目的とした業界団体との連携も強化するという。

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