流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





楽天/新社屋「楽天クリムゾンハウス」へ移転開始

2015年06月22日 / 経営

楽天と楽天グループ各社は6月22日から、東京・二子玉川の新社屋「楽天クリムゾンハウス」に順次、移転を開始した。8月24日に移転を完了する計画。

<楽天クリムゾンハウス>
楽天クリムゾンハウス

従業員が多くの時間を過ごすオフィス環境をハードとソフトの両面で整え、さらなる成長を目指す。

楽天は、1997年の創業当時、楽天は従業員わずか6人のベンチャー企業からスタート。現在では、世界28か国・地域で事業を展開し、従業員約1万2000人のグループへと成長した。

現在は、グローバル化に伴い、世界中から国籍やバックグラウンドの異なる人材が集うダイバーシティー(多様性)に富んだ職場へと変化している。

今後、ますます組織が拡大し、人材の多様化が進む中で、従業員による緊密なコミュニケーションとスピーディーな意思決定を可能にするベンチャー精神を醸成し、スタートアップの雰囲気溢れるオフィス環境を実現することで、企業としての機敏性を高める。

楽天は、これまでも通信手段をITシステムで統合するユニファイド・コミュニケーションを導入し、時間や場所を選ばず従業員同士が円滑にコミュニケーションがとれるよう、オフィス環境を整えてきた。

新社屋では、IT環境をさらに整えるとともにさまざまなシステムや設備、施設を導入し、生産性と効率性の向上を期待する。

ビデオカンファレンスシステムを全社的に拡充し、自由な意見交換を促進し、イノベイティブな発想を刺激するオフィス設計を採用。カフェテリアでは、これまでの朝食と昼食に加え、夕食も無料で提供。宗教上の食事規定に対応したメニューを拡充する。

リラクゼーションスペース、フィットネスジム&スパ、業務効率向上を目的に短時間の仮眠スペースを新設。語学学習ルームや、育児をしながら働きたい従業員に対応した託児所をオフィス内に新設。イスラム教徒などの礼拝専用室を設置する。

そのほか、従業員の生活を支援する施設として、ヘアサロン、クリーニング店、クリニックを設置する。

楽天は今後、従業員が第二の家(ハウス)のように快適に過ごせ、一人ひとりが十分にパフォーマンスを発揮できるような環境の整備を本社オフィスだけでなく、国内外の拠点オフィスにおいても実現するという。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧