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楽天/2020年に国際取引額を50~100倍に

2015年07月31日 / 経営

楽天は7月31日、2020年に楽天市場で行っている国際取引である楽天グローバルマーケットの取引額を現在の50~100倍にする目標を明らかにした。

<三木谷社長>
三木谷社長

三木谷浩史会長兼社長が同日、都内で開催した楽天EXPO2015の講演で明らかにした。

楽天は6月から、東京・二子玉川の新社屋「楽天クリムゾンハウス」への本社移転を開始しており、2015年を新たな成長ステージに向かう年ととらえている。

国内では人口減少が続く中、成長のためには海外市場の開拓が不可欠で、楽天市場の出店者に対しても海外販売を見据えた取り組みを求めた。

世界的に日本文化や日本発のアニメなどのコンテンツへの興味が高まり、訪日外国人が毎年増加している追い風もある。

楽天市場の日本から中国向けての流通総額は2015年第1四半期で、前年比64.7%伸長した。

現在、現地子会社などを通じて、楽天市場は7か国に展開。すでに日本国内の出店者のうち168店が海外に直接出店している。売上高の70%が海外販売となる店舗も現れているという。

これまでに、楽天市場の出店ページを英語に翻訳するサービスを提供している。現在は、英語での問い合わせメールへの返信など、接客面でのサポートまではできていない。

今後は、英文での基本的なビジネスメールのサポートなど、具体的な販売面のサポートも検討したいという。

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