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ニチレイフーズ/船橋に冷凍食品工場新設、拡大する冷食市場に対応

2013年06月13日 / 経営

ニチレイフーズは6月13日、千葉県船橋市に事業用地を取得し、調理冷凍食品工場を新設すると発表した。

<完成予想図>
完成予想図

新工場設立で、家庭用冷凍食品を中心とした国内生産体制を強化する。

新工場では、新技術を導入し商品力を強化するほか、ラインの機械化・省人化による生産性の向上も目指す。

さらに、新工場を中心に同社の生産拠点の最適配置を進め、効率的な生産・供給体制を構築する。

今回の用地取得については、将来の成長路線を見すえた生産能力の拡大余地を確保するものとしている。

近年、女性の社会進出、少子高齢化の進行、単身・2人世帯の増加などを背景にライフスタイルが変化するなか、家庭用を中心に冷凍食品市場は拡大が続いている。

総務省の調査によると、一世帯当たりの冷凍調理食品の年間消費支出額は、2008年から伸び続けているという。

こうした状況下、同社は5月に発表した新中期経営計画「RISING 2015」(2013年~2015年)で、302億円を投資し、生産体制の再構築・基盤整備を図る方針を示していた。

■取得した用地および新工場の概要
所在地:千葉県船橋市高瀬町
敷地面積:約3万3000㎡
工場名称:ニチレイフーズ 船橋第二工場(仮称)
延床面積:約5600㎡
投資金額:約55億円(土地代ならびに工場建設費等)
生産能力:約9000t/年
完工予定:2014年3月
生産品目:家庭用冷凍食品(お弁当用商品、おかず・惣菜商品など)

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