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宅配寿司のすし上等!/800円プロジェクト始動で新規顧客を開拓

2016年07月21日 18:10 / 商品店舗経営

ライドオン・エクスプレスが展開する宅配寿司「すし上等!」は7月21日、低価格で高品質なメニューに注力する「すし上等!800円プロジェクト」を開始した。

<すし上等!800円プロジェクト>
すし上等!800円プロジェクト

すし上等!は、主力の宅配寿司「銀のさら」に併設した業態で、平均客単価が1500円~1600円で年に数回のハレの日に利用される、銀のさらよりも低価格で、日常的に使える業態として開発した。

2015年10月から本格展開を開始し、3月末時点で、銀のさら363店のうち155店舗で、すし上等!のメニューを導入している。同社は、FCを中心に店舗展開をしており、銀のさらの直営店舗数は約80店となっている。

税別800円、900円、1000円、1200円の4種類のメニューを展開しているが、今回、800円のメニューに新たに2品目を加え、新規顧客の開拓を強化する。

<江見社長兼CEO>
江見社長兼CEO

江見朗代表取締役社長兼CEOは「寿司は年間で1兆7000億円のマーケットがあり、単一メニューとしては日本人が一番良く食べるメニューだ。このうち約5000億円が回転寿司が占め、宅配寿司市場は517億円で、当社のシェアは2014年で45.9%、現在は約50%となっている。寿司市場全体からすれば、シェアは3%程度で、まだまだ拡大の余地がある」と語る。

<銀のさらの実績>
銀のさらの実績

既存メニューの「ネギトロ手巻き800」に加え、づけマグロや合鴨など11貫を入れた「11種盛り800」、こはだ、鉄火巻き、甘エビなど、少し大人向けのネタをいれた「こはだ800」の2品目を投入する。

直営店5店で実験的に導入し、順次、800円メニューの導入店舗を拡大する予定だ。まず、東京都の板橋ときわ台店、東尾久店、赤羽店、神奈川の横浜星川店、久里浜店にメニューを販売する。

銀のさらは現在、アッパーミドルのブランドとして展開。通常の回転寿司のネタが8~10gのネタで小ぶりなシャリを使うのに対し、20g前後の大きなネタを21gのシャリに乗せ、しっかりと食べごたえのあるメニューを提供している。

<すし上等!の特徴>
すし上等!の特徴

江見社長は、「宅配コストなどを考えると、すし上等!単独では、ビジネスとして成立しない。銀のさらが、すでに持っている家賃、人、厨房などのインフラを活用することで、はじめてこの価格を実現できた」という。

すし上等!でも、銀のさらと同様のネタを使用。シャリの大きさは変えずに、ネタの大きさを小さくすることで、値ごろ感のあるメニューを打ち出した。

年末年始、お盆、祝い事などの利用が多い、銀のさらでは、寿司桶を利用し回収しているが、すし上等!は、使い捨ての容器を使用すること、コストを低減させた。

<使い捨ての桶を採用>
使い捨ての桶を採用

銀のさらとすし上等!の併設店の月間の平均注文数は1000~1200件となっているが、800円メニューを強化することで、新規顧客の拡大を目指す。

ハレの日の銀のさら、日常使いのすし上等!の2つのメニューを展開することで、利用客を増加させ、店舗売上を伸ばす計画だ。

<ライドオン・エクスプレスの沿革>
ライドオン・エクスプレスの沿革

実験導入店舗では、年間の再注文率、メニューの反応率、リピート率などを検証し、全店導入へ向けて、メニューの完成度を高める予定だ。

<事業概要>
事業概要

江見社長は「800円プロジェクトを実施することで、当初、銀のさらが目指していた、普段の食事として、自宅でおいしいお寿司を楽しんでもらいたいという思いに近づける」と語った。

<発表イベント>
発表イベント

なお、7月21日には都内で、「すし上等!800円プロジェクト発表会」を開催。お笑いトリオのダチョウ倶楽部、モデルの鈴木奈々さんが参加し、トークセッション、食レポ対決を行った。

<イベントの様子>
イベントの様子

イベントの様子

イベントの様子

イベントの様子

イベントの様子

イベントの様子

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