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ローソン/埼玉で「まちかど厨房」消費期限改ざん、2店閉店

ローソンは2月6日、埼玉県三郷市の「ローソン三郷天神一丁目店」と「ローソン三郷彦糸店」で、店内調理による弁当、調理パン類を販売する「まちかど厨房」商品で、消費期限延長行為があり、両店を閉店したと発表した。

<まちかど厨房の商品の一例>

加盟店である両店で1月17日に、まちかど厨房商品の消費期限を故意に延長して販売していたことが判明したもの。

消費期限を記載したサーマルシールの貼り替えによる延長で、消費期限を7時間延長していた。

販売した主なまちかど厨房商品は、弁当では、厚切りロースのカツカレー税込598円、厚切りロースのソースかつ丼566円、海鮮かき揚げ丼500円、直火で炙った焼豚丼530円、ダブルたまごの親子丼598円、とろーりたまごの厚切りロースカツ丼598円、豚ロース生姜焼き丼500円など。

調理パンでは、厚切りかつ&ごろっとタマゴサンド399円、厚切りロースかつサンド399円など。

外部機関で消費期限を7時間超過した同じ種類の商品9品の微生物検査を行ったところ、内1品が基準値をオーバーしていた。これまでお客からの健康被害の申し出はないという。

関係者の処分として、1月26日付で元オーナーとのフランチャイズ契約を解約し、現在、警察署に対応を相談している。

不正を指示していた元従業員は、現在、警察署に対応を相談中で、不正に加担していた従業員は解雇した。

ローソン本部では、運営本部長を譴責、運営部長を譴責、支店長を厳重注意の処分を下した。

三郷天神一丁目店では、2016年7月のオープン時点から2019年1月までの2年半の間、元従業員の指示により、午後4時消費期限の商品に対し、午後2時に発行した消費期限午後11時のサーマルシールを貼り替える事で、消費期限を7時間延長し販売していた。

元従業員は2017年6月に退職したが、店舗では引き続き延長行為を行っていた。

三郷彦糸店では、従業員からの証言で、上記の三郷天神一丁目店の元従業員が勤務していた2014年7月以降(開始時期不明)から2017年6月までの間、上記と同様の方法で、消費期限を延長していた事が判明した。

サーマルシールの消費期限の印字は自動的に発行した時間から9時間後となっており、店舗での時刻の変更はできない仕組みとなっている。

両店のオーナーは同一人物で、店舗運営にほとんど関与していなかったが、行為自体は把握していた。

ローソン本部では月に1回、店舗指導員による店舗衛生調査を行っており、その際にサーマルシールの表示内容について確認を行っているが、貼り替えを発見できなかった。

三郷天神一丁目店のPOSレジデータで確認したところ、消費期限後(午後4時以降)のまちかど厨房商品(店内調理による弁当、調理パン類)の販売数は1日平均15個だった。

延長を2年半継続していたため、販売総数は最大で約13,700個(15個×365日×2.5=13687.5個)の可能性がある。

三郷天神一丁目店では、通常午前7時にまちかど厨房商品(店内調理による弁当、調理パン類)を製造していたが、追加で製造している事もあり、販売総数は推測値となる。

三郷彦糸店での販売数に関しては、延長を実施していた時期が古く、POSレジデータでの時間帯別販売実績が残っていないため、消費期限を延長した商品の販売数の把握はできなかった。

1月17日午前7時、ローソンカスタマーセンターにメールで「ローソン三郷天神一丁目店」で店内調理の弁当のサーマルシールの貼り替えを行い、消費期限を引き伸ばしている」との連絡が入る。

午前11時、店舗指導員が三郷天神一丁目店オーナーとの面談、店舗従業員への聞き取り調査を実施。

実際に消費期限が近いまちかど厨房商品(店内調理による弁当、調理パン類)のサーマルシールの貼り替えを行い消費期限の延長を行っていたことが判明した。

午後6時、三郷天神一丁目店でのまちかど厨房商品(店内調理による弁当、調理パン類)の販売を中止した。

同日、お客から埼玉県草加保健所に当該事実の通報があった。

1月18日、事実確認の上、ローソン店舗指導員から埼玉県草加保健所に電話で当該事実を報告し、「ローソン三郷天神一丁目店」を閉店した。

1月21日、該当店舗管轄のローソン支店長などが埼玉県草加保健所に出向き、実態などを報告。1月22日に、同一オーナーが経営する「ローソン三郷彦糸店」も閉店した。

1月26日、該当オーナーとのフランチャイズ契約を解約。1月28日に、対象商品の消費期限切れ(7時間超過)による微生物検査を外部機関に依頼した。

1月29日、ローソン品質管理担当者などが埼玉県草加保健所へ出向き、品質管理手順、実態などを報告した。

1月30日、「ローソン三郷彦糸店」でも同様の延長を行っていたことが発覚。1月31日、外部機関による微生物検査にて、9品中1品が基準値をオーバーとの検査結果を得た。

2月1日、ローソンから警察署に相談し、2月4日、埼玉県草加保健所に報告書を提出した。

事実確認については、埼玉県草加保健所の指導の下に実施したという。

現在、全店での商品製造履歴と販売実績、廃棄実績の照合、サーマルシール発行推定数と販売実績の照合、店舗従業員へのヒアリングを実施している。

再発防止策として、剥がして貼り替えができないように強粘着タイプのサーマルシールを導入。各店のサーマルシールの発行枚数を本部で一括管理するシステムを導入する。

作業用タブレットに店内調理商品の製造・販売・廃棄記録入力画面を追加し、製造時間や廃棄時間などを一元管理し、店内調理製造区画へカメラを設置(新店・改装店より順次)し、店舗巡回指導時に確認する。

店舗指導員によるチェックとして、日毎の製造商品数とサーマルシール発行枚数の差異が無いかチェックし、サーマルシール貼り替えを防止する。

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