流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ワタミ/「和民」「坐・和民」全店に竹ストロー導入

2019年06月24日 10:40 / 商品

ワタミは6月27日、「和民」「坐・和民」全店でプラスチックストローを廃止し、主に竹の食物繊維を使用した「竹ストロー」を提供する。

<竹ストロー>
竹ストロー

導入店舗数は、「和民」33店、「坐・和民」28店、合計61店。

竹ストローは、竹の食物繊維や植物由来の天然樹脂などからできているストローで、土壌でも海洋でも3~半年で生分解します。また、もし海の生き物が誤飲しても、餌として消化される。

ソフトドリンクを提供する際には、お客から別途ストロー使用の申し出があった場合にのみ、竹ストローを提供する。

廃棄処理では、可燃ごみとして廃棄できる。植物由来のため、燃焼時ダイオキシンなどの有害物質が発生しません。また、燃焼カロリーが3800kcalと高く、燃料としての利用も検討されているという。

昨今、日本のみならず海外でも「海洋汚染」が問題となっている。

自然分解されないプラスチック製のストローやごみを海の生き物が誤って食べてしまうことで、海の生態系を破壊する深刻な問題となっている。

日本を始め世界では放置竹林が問題となっており、繁殖力の強い竹は他の樹木を蝕んで倒木させたり、根が浅いため地滑りを引き起す原因になるほか、やぶ蚊を大量に発生させるなど環境への影響が叫ばれ始めている。

これら諸問題を解決する一助となるべく、ワタミではプラスチックストローに代わる素材として竹に着目、間伐材として伐採した天然の竹のみを使用し、燃やしてもダイオキシンなどの有害物質が発生せず、3か月~半年ほどで自然に還る性質を持つ竹ストローを導入するという。

今後も、持続可能な循環型社会を実現するための一助となる竹ストローを、順次、ワタミの他の外食ブランドでも導入するという。

関連記事

商品 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧