ワタミ 決算/4~9月売上高7.6%増、国内外で外食が復調
2024年11月14日 15:37 / 決算
ワタミが11月14日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高433億8600万円(前年同期比7.6%増)、営業利益22億1500万円(22.5%増)、経常利益18億8600万円(44.3%減)、親会社に帰属する当期利益14億3700万円(48.6%減)となった。
消費の回復や値上げにより国内外食事業や海外事業における増収が進み、業績回復をけん引した。
経常利益、当期利益は為替の影響で大幅な減益となっている。
国内外食事業における売上高は163億7100万円(9.2%増)、セグメント利益は6億9600万円(56.7%増)。
国内では、「ミライザカ」、「鳥メロ」などの居酒屋業態、「焼肉の和民」、「かみむら牧場」などの焼肉業態、「から揚げの天才」、「オリーブチキン」などのテイクアウト・デリバリー業態、「TGIフライデーズ」など、成長基盤の整備を進めた。
9店舗閉店し、9月末で319店舗となっている。
宅食事業の売上高は201億5000万円(0.0%)、セグメント利益は23億4000万円(16.4%増)。
テレビショッピング放映による広範囲にわたる購買層の宅食需要の取り込み、健康意識の高まりはあるものの、コロナ禍の外出自粛の撤廃による宅配需要の減少により、調理済み商品の累計配達数は2940万6000食(4.9%減)となったが、単価増により増益だった。
海外事業の売上高は52億3700万円(47.7%増)、セグメント利益は7800万円(約7倍)。
8店舗出店、2店舗閉店し、9松末で62店舗。円安と、2024年2月にシンガポールのLEADER FOODグループを買収した影響により、増収増益だった。
環境事業の売上高は12億4400万円(1.5%増)、セグメント利益は1億600万円(61.8%減)。仕入れ単価の増加で減益となっている。
農業事業の売上高は2億6500万円(5.2%増)、セグメント損失は8400万円(前年同期は9200万円の損失)。
通期は、売上高881億円(7.0%増)、営業利益41億円(9.2%増)、経常利益46億円(23.0%減)、親会社に帰属する当期利益37億円(11.7%減)を見込んでいる。
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