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セブン&アイ、サラヤ/持続可能な社会に貢献「洗剤」「手指消毒スプレー」PB開発

2020年11月11日 14:10 / 商品

サラヤとセブンアイ・ホールディングスは11月16日から順次、セブンアイグループ共通プライベートブランドの日用品・衣料品ブランド「セブンプレミアムライフスタイル」から、「ヤシノミ洗たく洗剤」「ヤシノミ柔軟剤」「薬用泡ハンドソープ」「手指消毒スプレー」の本体・詰替え商品を、全国のセブンイレブンやイトーヨーカドー、ヨークベニマルなど、セブンアイグループ約2万1600店で発売する。

<発売商品>
発売商品

11月16日から順次、「ヤシノミ洗たく洗剤」「ヤシノミ柔軟剤」600ml各本体428円・「同詰替用」900ml各598円、「薬用泡ハンドソープ」300ml398円・「同詰替用」500ml398円を発売する。

12月14日から順次、「手指消毒スプレー」300ml548円・「同詰替用」300ml448円を発売する。

11月11日に開催したWEB商品発表会で、セブン&アイHD常務執行役員の石橋誠一郎グループ商品戦略本部長は、「日用品・衣料品のプライベートブランドが弱い実情がある中で、一緒に取り組めるメーカーを探していた。その中で環境配慮型商品に長く取り組んでいるサラヤに着目した。人にも環境にも優しい点をぶらさずやるサラヤとともに持続可能な社会の実現に向けて貢献したい」と商品開発の視点を説明した。

また、サラヤの更家悠介社長は、「セブン&アイ・ホールディングスと持続可能性についての想いを共有することで、今回の取り組みが実現した」と語った。

コロナ禍で一時消毒液の品不足が課題となったが、今回のプライベートブランドの開発が可能になった点について、サラヤ取締役の代島裕世コミュニケーション本部本部長は、「新型コロナウイルスの拡大前から計画してた関東工場が3月に茨城県で稼働した。以前から予定していた施設で、大きな製造キャパシティーがある。また、三重県にも既存のアルコール消毒剤の工場があり、PB開発が可能になった」と説明した。

今後の消毒剤の安定供給については、「今回、三重県の工場で普段はやらない24時間操業を実施し、平時と非常時の製造キャパシティーについて検証ができた。茨城県の工場でも設備を増強している。8月に最大キャパシティーの製造能力を検証しており、いつでも最大限に稼働でき、商品の安定供給に努めたい」と語った。

昨今の情勢により消費者の生活様式や価値観が大きく変わる中、地球環境や社会問題に配慮した商品やサービスを積極的に消費するエシカル消費に注目が集まっている。

2020年は全世界で取り組んでいるSDGs(持続可能な開発目標)達成のための行動の10年の最初の年であり、企業活動によってもたらされるイノベーションで現代が抱える喫緊の課題に取り組むことが求められている。

創業時からビジネスを通じて社会問題の解決に取り組むサラヤと、日本最大の店舗規模を持ち、社会環境の変化に価値ある商品やサービスの提供を通じて対応し、豊かで便利なくらしの実現に努めるセブンアイグループは、お互いのリソースを掛け合わせることで、お客がすぐに手に取れる場所でエシカル消費が実践できる場を提供し、誰一人取り残さない社会を実現することを目指し、今回の共同企画に至ったという。

また、商品購入によってお客自身も社会貢献活動への参加できるスキームを構築するべく、今回発売となるシリーズ商品の売上の一部を、社会貢献活動の支援などに活用する。

今後も安全・安心な台所用洗剤などのシリーズ展開など、さらにエシカル消費を後押しするような商品開発に着手するとともに、お客に持続可能な消費を選択してもらうための未来を見据えた先進的な取り組みで、新たなライフスタイルを提案するという。

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