コカ・コーラ/30~50代男性がターゲット、熟成にこだわった烏龍茶
2017年09月04日 13:51 / 商品
コカ・コーラシステムは9月4日、「熟成烏龍茶 つむぎ」を発売する。
烏龍茶の本格感を追求するため、180日間熟成させた国産茶葉にこだわり、100%使用。茶葉を熟成させたことで、香気成分がアップしている。また、時間をかけ茶葉を抽出し、コク深い味わいを実現した。
現在、お茶カテゴリーは機能性表示食品、特定保健用食品、緑茶などの人気で消費が増えているが、烏龍茶の販売は伸び悩んでいる。従来、烏龍茶を好んでいた30~50代男性の烏龍茶離れが進んでいることや、緑茶に比べ本格的な味わいのイメージが弱いなどの理由があり、休眠ユーザーを取り戻す魅力的な製品開発が課題だった。
そこで、昨今の「熟成肉」トレンドや、烏龍茶ユーザーが本格的な味わいを烏龍茶に求めることに着目。「熟成」をキーワードに、濃く奥深い味わいで、食事にあう新しい烏龍茶を開発した。
パッケージも老舗店舗ののれんや前掛けのような藍色と布目のような模様を使い、「熟成」の雰囲気を演出した。
内容量は525ml、2リットル。希望小売価格(税抜)が525mlは140円、2リットル311円。
河合一慶・マーケティング本部ティーカテゴリー爽健美茶TMディレクターは、「無糖茶分野は、緑茶や麦茶など選択肢が増えたことにより、相対的に烏龍茶の存在感が弱まった。休眠ユーザーに改めて烏龍茶ならではの魅力に気付いてもらうため、飲みやすさよりあえてコクのある本格的な味わいにこだわった。CMキャラクターには、浅野忠信さんを起用し、熟成烏龍茶と普通の烏龍茶の違いをコミカルに演じ分けてもらい、『熟成』を強調したマーケティングを展開する」と話している。
CMは「普通の浅野忠信」と「熟成した浅野忠信」の2人が登場し、お茶を味わい深く、濃くする熟成の秘密について掛け合う内容となっている。
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