ミニストップ/食のデスティネーションストア「やみつキッチン」シリーズ開始
2021年03月09日 15:55 / 商品
ミニストップは3月9日、2021年度の商品政策のコンセプトとして、毎日いきたくなる「食事のデスティネーションストア」を掲げ、「一度食べたら、ハマります。やみつキッチン」シリーズを展開すると発表した。
コロナ禍を受け、2020年度の既存店客数が2ケタ減で推移したことを踏まえ施策で、客数回復を目指し、ファストフード、アウトパックの弁当・サラダ・惣菜、店内調理の惣菜・米飯を一新する。
商品政策発表会で、藤本明裕社長は、「2020年度の反省を踏まえ、2021年度はコロナ前の売上に回復させたい。食事のシーンは生活の中で一番頻度が高く、コロナ禍により、その食事のシーンが変化している。ただ、いまのコンビニの食ではニーズにできておらず、身近なコンビニはチャンスがある」と述べた。
その上で、「これまでお客様は、当社の魅力のあるファーストフードのコールドスイーツを求めて月に数回、来店されていた。これからは、お客様が毎日、行きたくなる食事のデスティネーションストアを目指す」と語った。
やみつキッチンシリーズは、ファストフードのほか、弁当、店内厨房で調理した惣菜、店内加工のコールドスイーツの3つ大きな柱となる商品群を横断的に改革する。
弁当では、満足できるおいしさを実現するために、原材料にこだわり、価格から見直す取り組みを行い「お手頃な価格で価値ある弁当」を開発する。
店内の厨房で調理した惣菜では、コロナ下における、自宅での食事や「家飲み」に対応した、店内の厨房で揚げた惣菜やおつまみを強化。特に需要の高まる夕方以降に、求めやすい売場展開を強化する「タイムマーチャンダイジング」を実施する。
創業以来の強みである店内加工のコールドスイーツを進化させ、さらに新たな分類も開発する。
弁当改革では、2月23日に米沢名物の駅弁をベンチマークにした「駅弁風牛めし重」(555円)を投入、3月9日には総重量600gの「ずっしり極!タルタルチキン南蛮弁当」(555円)を発売した。3月23日には厚さ約6mmのチャーシューを使用した「チャーシュー弁当」(555円)を投入する。
店内厨房商品では、3月24日に「紅生姜唐揚げ4個」「ミニ弁二色唐揚げ海苔おかか」を発売し、看板商品となる惣菜の開発と人気の惣菜を使用した弁当の開発を進める。
コールドスイーツでは、デザートドリンクとして、新たにデザートドリンク「グルクル」シリーズを展開。4月に「飲むチョコバナナ」「飲むいちご杏仁」を発売する予定だ。
仲澤光晴商品本部長は、「やみつキッチンでは、食材の質とボリュームとバランスが一番のポイントとなる。味自体をやみつきになる味付けにするのではなく、お客様が頻度を上げて買ってもらえる商材にしていく意味合いだ」と商品開発のポイントを解説した。
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