上場外食100社/23年4割が値上げ
2023年10月25日 14:40 / 商品
帝国データバンクが10月25日発表した「上場外食主要100社」価格改定動向調査によると、2023年にメニューの値上げを実施した企業は、42社となった。
「価格据え置き」、部分的ながら「値下げ」といった対応を行う企業が6割を占めた。
また、ソニー損害保険が、全国の持ち家家庭で家計管理に携わる200人を対象に調査を行った結果、値上げラッシュが原因で「卒業」した消費習慣の1位が外食だったという。
飲み会などを手控える動きや、外食から自炊へ切り替える動きもあり、外食でも節約志向が強まっている。
一方で値下げに踏み切った外食企業もあった。一部メニューに限るといったケースも含め、10月18日時点で少なくとも6社で2023年中の値下げなどが判明している。
なお、2022年通年における、主要外食100社のうち値上げを実施・表明した企業は58社だった。58社のうち約9割の37社が、2023年も再値上げを行っている。
同調査は、各社発表(店頭開示含む)に基づいている。対象は、季節限定などを除いた各社のグランドメニューの改定。各メニューの値上げ金額は該当メニューのうち普及帯、または代表的なメニューから算出している。同様の調査は2022年10月に続き3回目。
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