京急百貨店/デパ地下「伊勢定」販売のうなぎで集団食中毒1人死亡
2024年07月30日 11:04 / 商品
京急百貨店と伊勢定は7月29日、京急百貨店地下1階「日本橋伊勢定」で販売した、うなぎ蒲焼、うなぎ弁当を食べた複数のお客から、食後に嘔吐、下痢など体調不良の申し出があり、集団食中毒が発生したと発表した。
7月28日20時時点で計147名が嘔吐、下痢等の体調不良を発症した。うち1名(90歳代女性)がその後、死亡した。横浜市保健所によると、90歳代女性は喫食後に亡くなっているが、死亡原因との因果関係は不明という。
販売期間は、7月24日10時~20時、25日10時~10時30分。販売数量は、うなぎ蒲焼(小・中・大)は7月24日販売分810個、25日販売分6個の合計816個、うなぎ弁当(小・中・大)は7月24日販売分939個、25日販売分6個の合計945個。 2日間で、うなぎ弁当とうなぎの蒲焼合計1761個を販売した。
横浜市保健所からの調査結果によると、原因物質は黄色ブドウ球菌で、7月29日から、京急百貨店「日本橋伊勢定」の営業禁止処分が下された。現在、「伊勢定」では地下1階と10階店舗の営業を自粛している。
また、販売した1761個のうち450個に消費期限誤表示とアレルゲンの表示漏れがあった。
両社は、事態を厳粛に受け止め深く反省するとともに、保健所の調査に協力して原因究明に全力を尽くし、再発防止の取り組みを徹底するという。
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