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イオン、西友、ヨーカドー/アプリ、物流強化でネットスーパー拡充

2020年12月09日EC

小売各社がネットスーパーの取扱店拡大、機能拡充に乗り出している。

伊藤忠グループのリサーチ会社マイボイスコムの第9回「ネットスーパー」調査によると、ネットスーパーの利用経験者は2割強。現在利用している人は1割強、「定期的に利用している」が3.2%、「不定期だが利用している」が7.9%となった。

ネットスーパーの利用理由は(複数回答)、「重いもの・かさばるものを届けてくれるため」が利用経験者の50.2%、「買い物時間を節約できるため」「外出したくないときに便利なため」「深夜・早朝など時間を気にせずに注文できるため」が2~3割だった。

ネットスーパーの利用意向者は、「非常に利用したいと思う」「まあ利用したいと思う」を合わせて2割強。女性10~30代では3割前後みられ、新型コロナウイルス感染拡大による生活様式の変化、共働きの増加などで若年層での利用意向が多くなっている。

ネットスーパーの現在利用者が、直近1年間に利用したネットスーパーは(複数回答)、「おうちでイオン イオンネットスーパー」が35.2%、「楽天西友ネットスーパー」「イトーヨーカドーのネットスーパー」が各3割弱となった。

これらニーズに対応し、イオンリテールでは、「イオンネットスーパー」を現在約200店舗で実施。今後2~3年で、累計約250店舗への拡大を目指している。

<楽天西友ネットスーパー専用物流施設2021年前半稼働>
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「楽天西友ネットスーパー」は、ネットスーパー向け物流センターを横浜市都筑区に来年前半にも開設予定で、増加するニーズに対し、物流面を強化していく。

イトーヨーカ堂はネットスーパーを115店(2020年11月末現在)で展開している。今年6月に新アプリ導入、7月には「イトーヨーカドーネットスーパー」ホームページを大幅刷新し、顧客利便性を高めている。

また、ライフとアマゾンも今月から東京・大阪に加え、神奈川県の一部にも実店舗からの生鮮食品の配送を拡充した。

レシピ動画とイオンネットスーパー連携

イオングループでは、ネットスーパーユーザーへのサービス向上のため、レシピ動画サービス「クラシル」とイオンリテールの「イオンネットスーパー」との連携を12月3日開始した。

<必要な食材をイオンネットスーパーで購入可能に>
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クラシルのユーザーはアプリ上で約3万8000件のレシピを見ながら必要な食材を検索し、イオンネットスーパーで購入できるなど、サービスをより充実させている。

ネットスーパーで注文した商品は、自宅配送以外にも、店頭受け取り、ピックアップ用のカーレーン、3温度帯の受け取りロッカーといった受け取り方法の選択肢も増やした。

「楽天西友ネットスーパー」新物流センター2021年前半にも稼働予定

楽天と西友は、三井不動産が開発する大型物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク横浜港北」(横浜市都筑区)の全フロアを賃借し、両社が協働運営するネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」の新たな専用物流センターを2021年前半にも稼働開始する。

2018年10月25日に本格稼働した同サービスは、生鮮品をはじめとする食品、日用品などを、西友の実店舗、千葉県柏市のネットスーパー専用物流センター、都内に設置した配送拠点から配送していた。

新センターは、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯で商品の保管ができるよう冷蔵・冷凍庫を完備するとともに、倉庫内作業を効率化する搬送設備などの自動化設備を導入。これにより、オペレーションの効率化(同規模の通常オペレーションと比較し60%程度省人化)、配送エリアの拡大と受注可能件数の増大を図る。延床面積約5万m2で、生鮮食品、加工食品、冷凍食品、日用消耗品、惣菜など約2万アイテムを取り扱う予定だ。

イトーヨーカドーは115店でネットスーパーを実施

イトーヨーカ堂は、10X(テンエックス)のネットスーパーアプリを展開可能なサービスStailerを採用し、6月15日「イトーヨーカドー ネットスーパーアプリ」の本格運用を開始した。

Stailerは、ネットスーパー事業の立ち上げ・運営を行う小売・流通事業者様を対象とし、レガシーなシステムを置き換え、便利な顧客体験を実現するサービス。長期的にネットスーパー事業を成長させるために必要なAPI、データベース、エンドユーザー向けのアプリ、分析ツールといったシステムをフルセットで提供するもの。

新アプリは、売場をスムーズに移動でき、商品を探しやすいユーザーインターフェース、レシピと連動し必要な商品がワンタップで買物できる機能、お買い得商品だけをまとめた「広告の品リスト」、お気に入りの商品を保存できる「マイリスト」機能などを備え、短い時間で便利にネットスーパーでの買物が楽しめるという。

さらに、7月イトーヨーカ堂はネットスーパーを大幅刷新。配達指定日を注文日から7日先まで選択でき、画面上に常駐する「カート」の表示を変更し中身がいつでもわかる仕様にするなど機能を拡充した。

10Xは12月2日、Stailerを通じ、広島・岡山・山口でスーパーマーケットを展開するフレスタのネットスーパー「エブリデイフレスタ」のモバイルアプリ版となる「フレスタ ネットスーパーアプリ」も提供開始している。

ライフはアマゾンと東京・大阪・神奈川でサービス実施

ライフコーポレーションは12月3日、アマゾンを通じて実店舗で取り扱う生鮮食品や惣菜を自宅などへ届けるサービスの対象エリアを神奈川県の一部にも拡大した。

すでに実施していた東京、大阪に加え、新たに神奈川県の川崎市2区(川崎区、幸区)と横浜市4区(神奈川区、港北区、鶴見区、西区)が対象エリアに加わった。

今回の配送エリアの拡大で、東京23区・4市、神奈川県2市、大阪府大阪市21区・3市のアマゾンプライム会員が、Amazon.co.jpのWebサイトとAmazonショッピングアプリから、ライフのオンラインストアの商品を注文できるようになっている。

※マイボイスコム調査は2020年10月1日~5日に実施し、1万99件の回答を集めた。実際に店舗が存在するスーパーマーケットが提供するネットスーパーを対象とし、生協などの食材宅配サービスは含んでいない。

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