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農水省/恵方巻の廃棄ロス削減を小売業団体に呼びかけ

農林水産省は1月11日、小売業者の団体に対し、「恵方巻きのシーズンを控えた食品の廃棄を削減するための対応について」を発出した。

恵方巻きは、節分に恵方に向かって食すると縁起が良いとされる巻き寿司で、季節商品として定着しつつある一方、2017年は廃棄された大量の恵方巻きがSNSで話題となったことに対応した。

貴重な食料資源の有効活用という観点を踏まえた上で、需要に見合った販売の推進について会員企業への周知を依頼。

一部の小売業では、予約販売を徹底したり、折込チラシで資源を大切にする気持ちを消費者に呼びかけ、廃棄の削減につなげた事例も紹介した。

日本チェーンストア協会、日本スーパーマーケット協会、全国スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会、日本フランチャイズチェーン協会、日本生活協同組合連合会、日本ボランタリーチェーン協会に対して要望した。

廃棄量を削減した事例として、恵方巻きの大量生産について「もうやめにしよう」と事前にチラシで投げ掛けることで、消費者の理解を求めた、兵庫県のヤマダストアーの取り組みを紹介した。

<2018年2月のヤマダストアーのチラシ>
2018年2月のヤマダストアーのチラシ
出典:農水省資料

兵庫県内で8店を展開するスーパー「ヤマダストアー」では、2018年2月に、海産資源を大切にする気持ちから、恵方巻きなどを広告した折込チラシに「もうやめにしよう」というメッセージと共に、「今年は全店、昨年実績で作ります」、「欠品の場合はご容赦くださいませ」という文章を添えて発信した。

昨年実績より多く作るという商慣習に対し、あえて売り方の見直しを行い、事前にお客に向けてお知らせした。

その結果、兵庫県内8店中5店で完売。前年に比べ、廃棄量は減少した。

翌日、反響の大きさに、改めて、伝えたかった思いをウェブサイトで紹介した。

資源や人口も減っていく中で新しいやり方を模索する時代に入ったのではないかという投げ掛けであることと共に、「この取組は小売だけでは実現できません。消費者の皆様の理解があってはじめて成り立ちます」という文章を記載。

夕方頃に欠品が発生した商品・店舗でのお客からのクレームはなく、温かい言葉・励ましの声をかけてくれたお客への感謝の気持ち、全国の消費者・同業者の応援メッセージへの御礼の言葉を掲載した。

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