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東京都/「感染爆発の重大局面」週末の外出自粛を強く要請

行政/2020年03月25日

東京都の小池百合子知事は3月25日、新型コロナウイルスに感染した患者が都内で多数発生したことを受けて、記者会見を開いた。小池知事は、「いまが新型コロナウイルスの感染爆発の重大局面であるという認識を皆様方と共有したい。イベントや週末の外出を自粛していただきたい」と改めて、強く自粛要請した。

小池知事 本日、新たに都内で新型コロナウイルスに感染したことが判明しました患者さんは、計41名でございます。この内訳でありますけど、病院で感染されたと推測される患者さんが11名、その他の患者さんが30名となっておりまして、そのうち5名は、渡航歴があるということが現段階で確認をされております。

今週に入りましてから、陽性の患者さんは増えております。一昨日が16名でした。昨日が17名で、今日が41名ということで、この3日間であわせまして74名ということになります。また、本日、感染が判明された患者さんの中には、現時点で感染の経路が不明な方が10名以上含まれているところでございます。

感染者の爆発的増加、いわゆるオーバーシュートと呼ばれていますが、これを防ぐためには、都民の皆様のご協力が何よりも重要でございます。お一人お一人、危機意識を持って行動していただけますように、改めて、お願いを申し上げます。

先般、23日の時点で、新たな対応方針を発表させていただいた訳でございますけども、その時に、皆さま方にには、引き続き3つの「密」、「換気の悪い密閉区間」「多くの人の密集する場所」「近距離での密接した会話」これら3つの「密」を避けていただく、このような行動をお取りいただくよう存じます。これを、「NO!!3密」と呼んでおります。また、屋内、屋外を問わず、イベント等への参加についてもお控えいただきたいと存じます。

最近、注目をされておりました、埼玉で行われたK-1でございますけども、これについては、多くの批判もあったわけでございます。感染拡大防止の観点から、いかががなものかということでございます。同じくK-1ですけれども、今週末、3月28日の土曜日、後楽園ホールで開催が予定されておりまして。こちらについては、イベントの実行委員会に対しまして、3月24日から都といたしまして、現下の感染拡大の状況を踏まえて、主催者として、開催について改めてご検討いただくよう要請をしてきたところでございます。

本日、夕刻でございますが、2回目の協議を行いまして、先ほど、K-1の実行委員会の方から都に対しまして、ご連絡をいただきました。それは、感染拡大を防止する都の要請の趣旨に沿うということで、無観客試合で対応をしていただけるということで、前向きなこのような連絡をいただいたところでございます。ご協力に対しまして、感謝申し上げます。

そして、ライブハウスなどについても自粛をお願いする要請、個別に行って参りたいと思いますので、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。また、小人数でありましても飲食を伴う集まりですけれども、できるだけお控えをいただきたいということでございます。

それから、症状の出ない方、症状が軽い方が、無意識のうちにウイルスを拡散させるということが懸念されておりまして、お一人お一人、それぞれ自分自身のことと考えて、適切な行動を取っていただきたいと存じます。

今週になりまして、オーバーシュート、感染爆発でございますが、この懸念がさらに高まっております。いま、まさに重要な局面でございます。都民の皆様方には、このことをくれぐれもご理解いただきまして、平日につきましは、できるだけお仕事の方は、ご自宅で行っていただきたい。もちろん職種にもよりますが。それから、夜間の外出についてもお控えいただきたいと存じます。

この週末でございますが、お急ぎでない外出は、是非とも控えていただくように、お願いを申し上げます。

それから、外国から帰国された方々につきましては、帰国者から感染が確認される事例は、大変、増えております。そのことを踏まえまして、ご帰国から14日間の外出の自粛の順守をお願いをしたいと存じます。

それから、大学でございます。新しく入学をされる方々、たくさんいらっしゃると思いますけども、新学期を迎える中におきまして授業の開始を、あと倒しにする。例えば、都立大学は、ゴールデンウイーク明けからの新学期としているように、かなり時期をずらして、新学期を始めるということが増えて参りました。その他の大学におきましても、効果のある対策をお願いしたいと存じます。

都といたしまして、こうした都の状況を国にも伝えまして、ちょうど明日には、対策本部会議が行われると伺っておりまして、国の方にも対策について検討をいただくように、お願いをしたいと存じます。

改めて、いまの状況がどういう状況にあるかということを、一言で表しますと、感染爆発の重大局面と捉えていただきたいと存じます。感染爆発重大局面、この認識を皆様方と共有する。そして、お一人お一人の行動が、社会全体にもさまざまな影響をもたらすという、そのような自覚を持っていただいて、この難局を皆様と共に、乗り越えていきたいと考えております。どうぞ、宜しくお願い致します。

質疑応答

――知事のロックダウンは、都知事の発令によりなさるものなのか、あるいは、国による緊急事態宣言が出された場合の知事権限を見据えてのご発言なのですか。

小池 私が申し上げたのは、何もしなく、このままの推移が続けば、ロックダウンを招いてしまうとということを申し上げたわけでございまして、即ということではございませんが、いままさに重大局面にきておりますので、平日などは、お仕事の場合は、家で仕事をしていただく、そして、週末については、こちらの方も、それぞれの家でお過ごしいただくなど、いま海外は、まさに、人っ子一人いないパリであるとか、ニューヨークという状況でございます。そういったことも含めまして、皆様方のご協力をお願いしたいということでございます。

――オーバーシュートとロックダウンの判断基準は、何かお考えですか。

小池 まず判断基準は、やはり有識者の先生方のご助言をいただきながら、また、社会的な活動等を考えながら、そこはある意味、政治的な判断も必要になってくるかと存じます。

有識者補足 医療者側からすると、オーバーシュートの定義の一つは、医療がうまく立ち行かなくなることと思います。ちょっと怖い言い方をするかもしれませんが、私たちがゴールにしているのは、この感染症で亡くなる方をまず出したくない。一人でも減らすことなんです。でも、それをするためには、医療が十分に回っていないとできません。

ただ、患者さんがあまりにも多く発生した状況というものがあると、医療機関の機能というものは落ちます。さきほど、やろうとしたことはできなくなってきます。それは絶対、防ぎたいと思っています。ただ、それに近いような状況になれば、やはり私たちも考えること、やることを変えていかなければなりませんし、オーバーシュートの条件については、いろいろとあると思いますが、医療の側からはいま申し上げたようなことになります。

――イベントを自粛した事業者に対する補償は考えていますか。

小池 補償等につきましては、まず自粛をお願いをするということでございます。また、補償等につきましては、税金を投入ということが、本当に正しいのか、議論があるところだと思います。まずは、自粛を要請するところでございます。

――都民への自粛要請を取り下げる基準はありますか。

小池 3月23日の段階で、対応策を出させていただきました。その際に、4月12日までということを申し上げさせていただきました。この間の推移を見ながら、判断をするということでございます。今回、今日、このような形で会見をさせていただいているのも、4月12日を待たずとも状況が悪化していることから、改めて、この春のお天気のいい時期ではございますけれども、都民の皆様方に行動、活動、ということについて強く、都としてのお願いをさせていただく、そのような機会とさせていただいております。

――今回の外出自粛は、呼びかけでしょうか、要請でしょうか。

小池 これについては自粛を要請していきたいと思います。そしていま世界が非常に厳しい方法で、ロックダウンということで、良く報道もされているかと思います。一方で、わが国におきましては、さまざまな法律やさまざまな規則等で自粛をお願いをする、そのような体制になっております。ただ、これは、ここまでは法律的にオーケー、これは違うというよりは、むしろ、どうやって今のこの難局をみんなで乗り越えていくかという、皆様方の自覚を促すということが、必要だと思っております。

小池知事「知事の部屋」/記者会見(令和2年3月25日)

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