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ファミリーレストラン/2月すかいらーく0.4%減、デニーズ1.2%減

2020年03月26日 10:00 / 月次

ファミリーレストラン主要5社が発表した2月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく0.4%減、セブン&アイ・フードシステムズ1.2%減と前年を下回った。

一方、サイゼリヤ6.6%増、ジョイフル3.1%増、ロイヤルホールディングス3.9%増と前年プラスを確保している。

うるう年で2月は前年同月より1日多く、土日祝日の日数も2日多く、曜日影響はプラスに作用した。

<ファミリーレストラン イメージカット>
ファミリーレストラン

客数は、すかいらーく4.7%減、サイゼリヤ4.6%増、セブン&アイ・フードシステムズ4.8%減、ジョイフル2.2%増、ロイヤルホスト0.2%減だった。

客単価は、すかいらーく4.4%増、サイゼリヤ2.0%増、セブン&アイ・フードシステムズ3.7%増、ジョイフル1.0%増、ロイヤルホスト4.1%増となっている。

■すかいらーく(2019年12月期:売上高3753億円)
既存店売上高は0.4%減、客数4.7%減、客単価4.4%増。全店売上高1.8%増。

うるう年で2月は前年同月より1日多いこと、及び、土日祝日の日数も2日多く、曜日影響はプラスに作用した。

消費増税後の消費者心理の持ち直しは鈍く、全店禁煙化の影響も継続した。

働き方改革の一環で、24時間営業廃止を含めた419店舗で深夜の営業時間を短縮。ピークタイムの回転率を上げることで客数のマイナス影響を抑制している。

新型コロナウィルスの感染拡大による売上高へのマイナス影響は、2月中旬以降、徐々に顕在化。一方、宅配・テイクアウト売上高は前年を上回った。

2月13日ガストとジョナサンのグランド・フェアメニュー改定では、キッチンの作業負荷軽減を実施、メニュー改定以降の提供時間が改善した。

ガストでは「ご当地麺博覧会」、辻利宇治抹茶を使用したスイーツを導入し、販売数は好調に推移している。

ジョナサンでは消費増税後の客数減を打ち返すため、日替わりランチの価格を636円から599円に引き下げ、日替わりランチ販売数が約150%増加している。

1月は出店7(バーミヤン1店、から好し5店、FLO1店)、業態転換6店を行い、グループ計3252店舗となっている。

■サイゼリヤ(2019年8月期:売上高1565億円)
既存店売上高6.6%増、客数4.6%増、客単価2.0%増。店舗数1045店。

全店売上高6.4%増、客数4.6%増、客単価1.8%増。店舗数1079店。

休業1店、閉店1店だった。

2月の既存店売上高は、閏年と土日祝祭日による日数が、前年同月よりも多かったことが、5%ポイント程度プラスに影響したとしている。

■セブン&アイ・フードシステムズ(2019年2月期:売上高782億円)
デニーズ
既存店売上高1.2%減、客数4.8%減、客単価3.7%増。

全店売上高1.3%減。

■ジョイフル(2019年6月期:売上高728億円)
既存店売上高3.1%増、客数2.2%増、客単価1.0%増。

全店売上高1.9%増、客数1.0%増、客単価1.0%増。

出店0、退店2、店舗数合計711店。

■ロイヤルホールディングス(2019年12月期:外食事業626億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高3.9%増、来客数0.2%減、客単価4.1%増。

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