アクセンチュア/ユニリーバから流通業向けクラウド導入プロジェクト受託
2017年08月10日 12:04 / IT・システム
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アクセンチュアは、ユニリーバから、トレードプロモーション管理用クラウド ソリューション「Accenture Cloud Trade Promotion Management(TPM)」と流通業向け販促支援クラウド ソリューション「Accenture Cloud Retail Execution(RE)」の導入プロジェクトを受託した。
プロジェクトは、ユニリーバが流通業との取引業務とマーケティング業務を一元管理できるシステムの構築を目指す。
アクセンチュアのクラウド ソリューションは、セールスフォース(Salesforce)のプラットフォームを基盤にして、消費財業界の営業や顧客サービスなどのフロント業務に関するアクセンチュアの知見やノウハウと、セールスフォースが有する業界トップレベルのCRM(顧客関係管理)ソリューションを融合させたもの。
セールスフォースのCRMソリューションには、クラウドやモバイル、ソーシャルとの連携機能のほか、データサイエンスや人工知能(AI)の技術が組み込まれている。
ユニリーバは、モバイル アプリケーションの統合、フロント業務とバックオフィス業務の情報一元化、流通業との取引業務や販売活動の強化が可能になる。
プロジェクトに加え、アクセンチュアは、単一システム上での流通管理を可能にするソリューション「Accenture NewsPage」を導入するプロジェクトもユニリーバから受託した。
ユニリーバのグローバルIT部門でバイスプレジデントを務めるゴンサロ・エスポストは「アクセンチュアとセールスフォースは、テクノロジーやデジタル領域のサービス提供能力に長け、長年にわたって良好な提携関係を構築しており、当社はこうした両社の強みを踏まえて、戦略的にプロジェクトの委託先を選定しました。当社は400を超えるブランドを通じて消費財市場を牽引しており、今回のプロジェクトを通じ、流通業との取引業務や販売活動を強化することで、こうした地位を一層強固なものにできると期待しています。また、アクセンチュアのクラウド ソリューションを導入することで、売上や顧客ロイヤリティの向上、ITコスト削減に向けた計画を実行に移しやすくなります」と述べている。
ユニリーバは、インド市場を皮切りに、グローバル組織全体で「Accenture NewsPage」を導入し、生産性向上や在庫最適化を図れるほか、あらゆる関連企業や流通業から、信頼性のある正確な販売データを取得できるようになる。
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