パルコ/池袋店で店内案内と棚卸補助するロボットの実証実験
2017年10月17日 20:55 / IT・システム
パルコは、08ワークス、日本ユニシスと共同で、商業施設・小売店での業務に特化したロボット「Siriusbot(シリウスボット)」を開発し、10月18日から池袋PARCOで実証実験を行う。
シリウスボットは、バイリンガル(日本語・英語)で来店者の問合せをヒアリングし、探しているショップや施設情報を、音声と画面を使って案内する。
また、お客の目的のショップまで、一緒に走行してガイドする。
さらに、テナント従業員向けに棚卸の業務補助のサービスを提供。閉店後、「シリウスボット」が店内商品に付いた電子タグを認識し、在庫数を集計、棚卸を行う。
案内業務における「店舗案内機能」は、店舗だけでなく空港や駅ビルなど広い施設内や観光施設など、多言語による案内を必要とする施設での利用も期待できる。棚卸し業務における「在庫管理機能」は、倉庫での商品管理でも活用が想定されている。
開発については、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター(以下都産技研)による「平成28年度公募型共同研究開発事業」に採択され、都産技研との共同事業として開発を行った。
狭い通路幅でも稼働ができるようにスリム化。小さい子どもでも使えるように高さを抑えている。走行中はセンサーが障害物を360度検知し、障害物のないルートを自ら選択して通路を走行する。
周囲の歩行者や障害物に接触する恐れがある場合には、自動で停止するように設計されており、大勢のお客が行きかう商業施設においても安全に案内できるという。
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