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トモズ/調剤オペレーション自動化の実証実験開始

2019年02月13日 15:40 / IT・システム

住友商事は2月13日、調剤併設型ドラッグストア「トモズ」の松戸新田店にて、2月から調剤業務の効率化に向けた調剤オペレーション自動化の実証実験を開始すると発表した。

<トモズ店舗イメージ>
トモズ店舗イメージ

国民の医療費が拡大するなど、政府は、持続可能な社会保障制度を確立するために地域包括ケアシステムを推進しており、薬剤師に対しては在宅医療の一端を担う存在として、より患者への対面業務(服薬指導など)に従事することを期待している。

また、薬剤師を含む医療従事者不足や、個人薬局を中心とした後継者問題が顕在化しており、ICT・AI・ロボットを活用した業務効率化に注目が集まっている。

住友商事は、調剤業務の効率化を図るため、同社の事業会社であり、首都圏を中心に172店舗(2018年12月末現在)を展開する「トモズ」の松戸新田店にて実験をスタートする。

シロップ・粉薬・軟膏など薬の形状に合わせた各種調剤機器に加え、複数の薬剤を一包ずつパックする機器などを導入することにより、薬剤師の監督のもと、調製(処方箋に基づき、医薬品の秤量、混合、分割すること)・収集業務の約9割を自動化・半自動化する。

自動化により薬剤師の業務を効率化できる見込みであり、薬剤師はより付加価値の高い患者との対面業務に注力することができる。

今後、今回の実験成果を生かし、各地域の薬局からの依頼を受け、手間のかかる一包化調剤を大規模な機器で効率的に行い、一包化した薬剤を薬局や介護施設へ配送を実施する分包センターなど欧米型事業モデルに対応できる知見を集積していく。

■トモズ グリーンマークシティ松戸新田店
所在地:千葉県松戸市松戸新田245-26
営業時間:9時30分~21時(※処方せん受付時間9時30分~19時30分)

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