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富士通/複数決済利用できる「スイッチングゲートウェイ」導入約10社に

2019年02月18日 16:10 / IT・システム

富士通エフ・アイ・ピーは2月18日、決済情報中継サービス「スイッチングゲートウェイ」の導入企業・店舗が約10社になったと発表した。

<スイッチングゲートウェイ概念図>
スイッチングゲートウェイ概念図

「スイッチングゲートウェイ」は、2018年10月25日より開始。現在、阪急阪神百貨店をはじめ、ドラッグストアなどの一部店舗含め約10社で運用されている。

スマートフォンを活用したQRコード・バーコード決済サービスを、小売店舗のPOSレジで同時に複数利用可能にする仕組み。

「スイッチングゲートウェイ」と接続することで、仕様が統一されていない複数の決済情報(決済電文)に対して、決済処理や店頭オペレーションを統一することが可能になる。

これにより、QRコード・バーコード決済導入における、システム改修のコストや導入期間の短縮を実現する。

中国で普及し、訪日観光客にも需要の多いAlipay(アリペイ)、Wechat Pay(ウイチャット ペイ)に加え、国内のQRコード・バーコード決済サービスに対応している。

凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーが共同で運営する「サーバ管理型プリペイドASPサービス」のシステム基盤を活用して店舗のPOSレジのシステムと接続することで決済情報(決済電文)を安全に中継する。

そのため、すでに「サーバ管理型プリペイドASPサービス」を店舗のPOSレジシステムと接続して採用している場合、新たな接続のためのシステム改修が削減可能。

短期間で、さまざまなQRコードやバーコードを利用したスマートフォン決済を導入することができる。

また、QRコード・バーコード決済サービスを店舗に導入することにより、顧客の利用状況に関する各種データを活用することが可能になる。

各店舗は、利用状況のデータを分析・活用したマーケティング施策を実施できる。

凸版印刷と富士通エフ・アイ・ピーが持つデータ分析力や、施策企画ノウハウにより店舗の活性化を支援する。

さらに「サーバ管理型プリペイドASPサービス」を活用したハウス電子マネーとの連動による、店舗への集客や顧客施策を展開することも可能となっている。

■問い合わせ先
富士通エフ・アイ・ピー
業際サービスビジネス推進部
TEL:03-5730-0750

■対応決済サービス
Alipay(アント フィナンシャルサービスグループ)、Wechat Pay(テンセントグループ)、Origami Pay(Origami)、d払い(NTTドコモ)、PayPay(PayPay)、pring(pring)、LINE Pay(LINE Pay)、楽天ペイ(楽天)

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