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エドウイン/「Shop らん」導入、店舗業務の属人化解消・VMD統一に貢献

2019年03月05日 12:00 / IT・システム

ドリーム・アーツは3月5日、エドウインが多店舗ビジネスを支援するクラウドサービス「Shop らん(ショップラン)」を本格導入したと発表した。

<Shop らんの利用イメージ>
Shop らんの利用イメージ

国産ジーンズ「EDWIN」を展開するエドウインは、店舗業務の属人化解消、効率化、VMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)の統一を実現するため、国内約30店舗で「Shop らん」を利用している。

エドウインは、「Shop らん」導入以前、本部~店舗間のコミュニケーションにメールと電話を利用していた。

しかし、情報がきちんと伝わらない、把握できないために、日々の情報共有において、店舗の施策実行力にばらつきがあり、PC業務が店長に偏り、業務が属人化するなどの課題を抱えていた。

また、国産ジーンズブランドとしての世界観を大切にしているエドウインにとって、VMD指示の徹底は重要課題だが、店舗にきちんとイメージが伝わるように指示を出すのは難しく、店舗での施策徹底率を向上しVMDの統一を実現する方法を考える必要があった。

本部でも、全店舗から報告がメールで届くため確認・集計に時間がかかり、報告内容をPDFやExcelにまとめる作業が負担になっていた。

その結果、店舗への情報共有にタイムラグが発生することになり、簡単に情報共有をできる方法が求められていた。

そこで、エドウインでは煩雑なコミュニケーションを改善し、本部~店舗間の効率的な情報共有と指示の徹底を実現する手段として、「Shop らん」の導入を決定した。

2018年10月のトライアル導入以来、店舗がその日にやるべきことや、タスクの期日が自動的に整理されるため、作業の抜け漏れ防止につながっている。

操作が直感的でわかりやすいため、指示の確認や報告をおこなえるスタッフが増え、PC業務が店長に偏るといった業務の属人化が解消。

店長が、本来やるべき業務に専念できる環境をつくることができているという。

本部スタッフも、「Shop らん」によって、店舗のお知らせ閲覧状況や回答の状況をひと目で確認することができるので、フォローにかける時間が最小限に抑えられ、臨店時もスムーズにコミュニケーションを取れるようになった。

店舗での顧客体験に大きく寄与するVMDの改善にも「Shop らん」が貢献。

明確な指示内容と写真による視覚的な修正指示・報告ができるようになり、以前は店舗によって差があった売場づくりも統一されるようになった。

店舗間での情報共有についても、「Shop らん」では、店舗が投稿した売場写真を他の店舗でもリアルタイムで確認できるため、好事例をすぐ自店の参考にできるようになったという。

エドウイン 営業本部 リテール事業管理部の大森博子・販売サポート課長は、「今後は、『Shop らん』を使った運用を定着させながら、ほかの機能の活用も広げていきます。具体的には、店舗でのオペレーションを定義した『エドウインマニュアル』の利便性をあげるために、書庫機能を利用する予定です」。

「店舗にとってより利用しやすくなるよう、煩雑になっていた情報管理を改善していきます。また、VMDにおけるPDCAを高速化するため、写真報告に特化した「売場ノート」の活用も計画中です。国産ジーンズ『EDWIN』としてブランドイメージを重視するエドウインは、リアル店舗でのブランディング活動に『Shop らん』がさらに貢献することを期待しています」とコメントしている。

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