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オオゼキ/動画OJTサービス「ClipLine」導入

2019年05月23日 16:10 / IT・システム

オオゼキはこのほど、サービス産業の生産性を双方向動画で改善するOJT変革システム「ClipLine(クリップライン)」を導入した。

<オオゼキ>
オオゼキ

22日、クリップラインを提供するClipLineが発表した。

「クリップラインは、サービス産業の生産性を双方向動画で改善し、OJT改革へ導くサービス。OJTを1対1ではなく、1対多人数へ拡張し、24時間いつでもどこでも新人がひとりでトレーニングできる環境を構築し、指導者の拘束時間を削減する」(同社)。

一橋大学の野中郁次郎名誉教授が提唱した「SECIモデル」を基本概念として開発され、現場のベストプラクティス(暗黙知)を形式知として全店舗に水平展開できる。

この仕組みは「映像音声クリップを利用した自律的学習システム」として特許を取得している(特許第6140375号)。

オオゼキ総務人事部人財開発室の青木慎一室長は、「オオゼキはオオゼキなんです。と私は思っていて、この雰囲気を言葉で伝えるのは難しいと思っていた。だから、店舗の空気や温度感を伝えるために、動画を撮って社内で共有することにした。そのほうが分かりやすい。クリップラインがシンプルで分かりやすく、操作性もすごく簡単だったので導入を決めた」と語る。

また、「クリップラインの動画で比較したり、実践したりすることで、自分自身の足りていない部分やできている部分を感じ、より成長していけると思う。指導についても、統括者が全店舗を回って歩くのは難しいので、店舗からの動画を見て指導につなげている」という。

クリップラインは、2014年10月にサービスを開始し、吉野家、日本ケンタッキー・フライドチキン、高島屋といった外食・小売企業の導入から始まり、現在では介護福祉・薬局・美容など幅広い分野で活用されるようになっている。

財務効果実績として、基礎教育の均質化による顧客満足度向上を反映した売り上げアップ、離職率を3分の1に削減、新人教育の時間短縮などがある。2019年4月末現在、約7000店舗、12万人以上が利用しているという。

■クリップライン
https://clipline.com/service/

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