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PPIH/「SNS・AI・10代・ベンチャー」活用で4つのプロジェクト

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は10月17日、従来からのマーケティング手法に留まらない革新的な取り組みを行うため、「マシュマロ構想」を開始すると発表した。

<マシュマロ構想のロゴ>
マシュマロ構想のロゴ

小売業の新たな時代への対応、よりよい店舗体験、お客の理解を深めるためのイニシアチブを「マシュマロ構想」と名付け、マシュマロ構想の推進のための子会社「マシュマロ」を設立したもの。

4つのプロジェクトを実施し、各プロジェクトにはプロジェクトカラーを配した。PPIHグループは、従来、「ドン・キホーテ」という業態を中心に独自に成長を遂げてきた。今後は、社内外問わずさまざまな価値観や考えを持ち合わせた人々との協業が必至であるという考えから、新たな「色」を入れることで多様性の尊重を表現し、各プロジェクトにその想いを込める。

■SNSでインフルエンサー活用

「グリーン・マシュマロ」は、同日、発表したFISM(フィズム)との資本・業務提携により、インフルエンサーマーケティングに強みを持つフィズムとの間で、SNS上の嗜好性と購買行動を解析し、PPIHグループのお客と店舗の結びつきをより深く、よりクリエイティブに進化させるプロジェクト。

グリーンの持つ自然のイメージから連想される「共感」をテーマに、お客とメーカーがSNSを通じてつながる新しいマーケティングソリューションを創出することを目指す。プロジェクトは、11月からの始動を予定する。

■AIでプライシング最適化、商品政策を科学

「ブルー・マシュマロ」は、よりお客に楽しんで買い物をしてもらえるマーチャンダイズを推進するために、プライシングの最適化、回転率の効率化を図ることにより、新たな商品展開を作り上げるプロジェクト。PPIHグループとしては、初めてAIの技術を導入し、PPIHグループの商品施策を「勘と経験と度胸」×「データで科学する」体制にすることを目的とする。

グループが得意とするお客視点の自由な発想の商品施策を科学し、他社には真似できない「ブルー」オーシャンを作り上げることを目指す。プロジェクトは、この分野で大きな実績を持つ世界的な企業との協業が決定した。プロジェクトは、10月からの始動を予定する。

■10代のインターン受け入れ、若年層の発想活用

「イエロー・マシュマロ」は、10代限定のPPIHグループに対する諮問委員会。今年の夏に10代のインターンを受け入れ、このインターンシップの期間中に10代ならではの視点で店舗や商品に関する多くの提案を受けた。PPIHグループが重要な顧客セグメントとしている若年層のお客であると同時に、これからの日本を支えていく10代のメンバーによりPPIHグループの更なる発展に向けて、未来志向に次世代の小売業を考えていくプロジェクトを目指す。

プロジェクトカラーには、10代の若者のまっすぐな思いと未来への希望をイメージしたイエローを配した。プロジェクトは、2020年1月からの始動を予定する。

■スタートアップ企業も活用

「パープル・マシュマロ」は、同日、発表したPlug and Play Japanとの業務提携により、「アクセラレータープログラム」を推進し、リテール分野、金融分野におけるスタートアップとのコラボレーションによりイノベーションを創出するプロジェクト。このプロジェクトではスタートアップへの投資も検討する予定だ。

Plug and Play Japanでは、市場をリテール分野がレッド・金融分野がブルーと分析・定義している。プロジェクトでは、これらが融合したパープルを配し、多様な技術やノウハウを有するさまざまなスタートアップとの協業を目指す。プロジェクトは、10月からの始動を予定する。

■アドバイザリーボード設立、マシュマロCEO募集

今後、さまざまな知見を持つテクノロジー企業、マーケティングを得意とするメーカーなど、業種に問わずさまざまな専門家から支援を得るため、「マシュマロアドバイザリーボード」を設立する。各業界からプロフェッショナルを招聘し、定期的にPPIHグループとリテール企業の未来志向のテクノロジー活用についての意見交換会を実施する予定だ。

アドバイザリーボードには、業務提携をするFISMの銭本紀洋社長、Plug and Play Japan内木遼COOほか、数名が参加する予定だ。

プロジェクトを推進する子会社「マシュマロ」は、当初、PPIH代表取締役の吉田直樹氏が代表を務めるが、PPIHグループ全体のマシュマロ構想を構築・推進するためのリーダーシップを求めている。

リテール業界の内外で顧客を第一に考え、さまざまな技術を活用して顧客価値を創り出していく事に情熱・知見・経験を持つ人をマシュマロのCEO候補として募集するとともに、リテールテックの領域における知見をPPIHグループで発揮できる幹部候補を数名募集する。

小売業界では、お客が過去とは比較にならない多くの手段によって情報を入手し、従来とは異なるシェアリング、サブスクリプション、コンシューマー向けマーケットプレイスなど、新たな消費スタイルを次々に経験・享受し、その結果、消費者側でなく生産者側に情報の優位性があるという従来の意味とは真逆の「情報の非対称性」が現実のものになりつつある。

こうしたお客の商品情報の取得方法、取得量や価値観の多様化により、従来からのマーケティング手法に留まらない革新的な取り組みが不可欠となっている。

たくさんのお客が、オンラインとオフラインの垣根を意識せずに消費行動をしているというこの大きな変化に対して、PPIHグループとしても、より積極的に対応しうる体制を発足したという。

■子会社概要
商号:マシュマロ
所在地:東京都目黒区青葉台2-19-10
代表者:代表取締役吉田直樹
資本金:4億5000万円

■人材募集の問い合わせ
マシュマロ事務局
marshmallow@ppihd.co.jp

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