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ダイドー×NEC/「顔認証決済」自販機、来年以降2年で1000台普及目指す

2020年07月06日 14:10 / IT・システム

ダイドードリンコは7月6日、NECの顔認証技術を活用して、自動販売機で顔認証による購入が可能となる「顔認証決済自販機」の実証実験を7月3日開始したと発表した。

<顔認証決済自販機>
顔認証決済自販機

自販機に顔認証決済サービスを導入し、「手ぶら」で飲料を購入できる仕組みを実現。顔認証決済サービスによる飲料購入が可能になることで、オフィスや工場等において財布、スマートフォン等を持ち歩かずに済む「便利」さ、「快適な環境」が実現できると期待している。

7月3日から約3カ月間、ダイドードリンコ本社、大同薬品工業関東工場、NEC本社などで実施。実験の結果を踏まえ、2021年から本格稼働し、2年で全国に1000台の導入を目指す。

ダイドー広報は、「新型コロナウイルス感染拡大前から、NECの顔認証技術に注目しており、自販機の可能性を広げるコラボレーションを検討していた」としている。

<「手ぶら」で飲料を購入できる仕組み>
「手ぶら」で飲料を購入できる仕組み

利用者は、スマートフォン、タブレットなどの端末を用いて事前に顔画像やクレジットカード情報、パスコードを登録。自販機で購入時に顔とパスコードの要素認証により、簡単かつセキュアに決済できる。NECの生体認証「Bio-IDiom」(顔、虹彩、指紋・掌紋、指静脈、声、耳音響など、NECの生体認証の総称)の中核技術である顔認証技術を活用した。

ダイドードリンコでは、国内飲料事業における売上の8割以上を自販機チャネルが占めるなど、業界有数の自販機網を主力チャネルとしている。

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