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三菱商事・ユービーエス/unerryと商業施設DXで連携、来店客の外食傾向分析

2020年10月20日 13:40 / IT・システム

三菱商事・ユービーエス・リアルティは10月20日、unerryと、小売及び商業施設運営のデジタルトランスフォーメーションなどにおいて、連携すると発表した。

同社は、現在unerryと連携し、商業施設内の消費者のリアル行動をビーコンなどで精緻に計測し、位置情報ビッグデータと組み合わせたマーケティング施策を実施している。

その一環として、所有する商業施設「ラ・ポルト青山」(東京都渋谷区神宮前)では、来店客の外食傾向を新型コロナウイルス流行前後で比較調査を行い、時代の潮流に対応した商業施設運用への対応に取り組んでいる。

今後も運用する商業施設においてunerryと連携し、DXを活用した施設運用を強化していく。

unerryは、日本最大級のリアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を運営し、「DX推進・IoTサービスの開発」を手掛けている。消費者のリアル行動を屋外はGPS、施設内はビーコンや独自のIoTセンサーでシームレスにリアルタイムにとらえAIで解釈できるという。

位置情報ビッグデータを活用したエリアや商業施設の人流分析と可視化、消費者行動特性の解析、集客・販促施策、商業施設アプリ活用の支援を行い、商業施設のDXを推進している。

<ラ・ポルト青山来店客層・表参道エリア来訪者の外食傾向>
ラ・ポルト青山来店客層・表参道エリア来訪者の外食傾向
※2019年11月19日~2020年1月31日
※数値は外食傾向INDEX。60以上は、他者と比べ強い傾向にあることを示す。

「ラ・ポルト青山」における事例では、表参道エリア訪問者は専門ジャンルのレストランに頻繁に足を運ぶ傾向があり、その中でも、ラ・ポルト青山来店客層は、男女問わず外食志向性が高く幅広い飲食店を利用しており、クイックな独食利用、ゆったりランチ、賑やかな食事会など、シーンによる柔軟な使い分けが推察される。

また、リモートワークなどのライフスタイル変化により、表参道エリア来訪者は、より多様なジャンルのレストランの利用を行う変化がみられた。ラ・ポルト青山来訪者においては、引き続き外食志向性が高い傾向にあることもわかった。

<2020年2月1日~7月31日の傾向>
2020年2月1日~7月31日の傾向

■Beacon Bank
https://www.beaconbank.jp/

■問い合わせ先
unerry マーケティング部
内山、柳田
Email:information@unerry.co.jp

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