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三菱食品×富士通/「売掛照合を効率化するAI」共同開発

三菱食品と富士通は11月16日、共同開発した売掛照合業務を効率化するAI(以下:売掛照合AI)のパイロット運用を開始する。

<売掛照合AIで月数百時間業務を削減>
売掛照合AIで月数百時間業務を削減

売掛照合業務とは、自社請求電子データと得意先支払電子データを照合する業務。両データを伝票番号などの一意な情報で結び付けられない場合があり、これまで、三菱食品の財務経理業務職員が月に1000時間以上かけて手作業で照合していた。

両社は、こうした照合手作業を効率化するために、600万件に及ぶ取引データを分析し、現場の意見を取り入れながら検証と改善を2020年3月から繰り返した。その結果、財務経理業務職員の暗黙知を抽出し、過去の照合実績データを学習することで、照合結果を提示する売掛照合AIの開発に成功した。

売掛照合AIを財務経理業務職員が活用することで、月に1000時間以上かけていた手作業の照合時間のうち数百時間を削減することができる見込み。

今回の売掛照合AI向けに作成したAIモデルは、一般的なインプットからアウトプットまでがブラックボックス化するAIモデルとは異なり、複数の小さなAIモデルとロジックを組み合わせたAIハイブリッドモデルとなっている。

そのため、どのような過程で得意先支払電子データと自社請求電子データを照合しているかといった説明性の担保、精度が下がった場合に照合過程のどこに問題があるかといった原因調査が容易であり、保守性に優れているという。

両社は、売掛照合AIの開発以前に、2019年2月から同様の技術を用いた買掛照合AIを開発。財務経理業務職員の業務の効率化を進めており、月に2000時間以上かかっていた照合手作業時間のうち、数百時間の削減を達成している。2021年4月に売掛照合AIの本格稼働を予定。売買に関わる照合業務全体で月に約1000時間の削減を目指す。

買掛照合業務・売掛照合業務と並行して、資金収支業務・入金チェック業務へのAI活用に取り組んでおり、今後、未収消込業務への展開も検討していく。

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