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NTT/ドライブスルーの窓ガラス越しで会話できる「ウインドウスルー会話装置」

2020年11月16日 13:00 / IT・システム

NTTドコモ、NTTテクノクロスは11月24日、NTTの音響信号処理技術を活用し、自動車などの窓ガラス越しでも会話を可能にする「ウインドウスルー会話装置」を発売する。

<ドライブスルーの窓ガラス越しで会話できる>
ドライブスルーの窓ガラス越しで会話できる

新型コロナウイルスの感染防止の観点から、医療現場や飲食店・商店などでは、互いに隔離された環境でのコミュニケーション需要が高まっている。

飛沫感染などのリスクを抑えるには、ドライブスルーなどでは窓を完全に閉めた状態で会話することが望まれるが、密閉することで音が伝わりづらくなり、互いの声を聞き取りづらくなることが課題だった。

「ウインドウスルー会話装置は」、閉めた状態の窓ガラスやアクリル板に機器を押し当てることでスムーズな会話を実現。コミュニケーションを妨げることなく、新型コロナウイルスの感染拡大防止に貢献するもの。

<機器を押し当てることでスムーズな会話を実現>
機器を押し当てることでスムーズな会話を実現

NTTメディアインテリジェンス研究所が開発したウインドウトーク技術を搭載した受話器型の機器。閉めた状態の窓ガラス、アクリル板に機器を押し当てながら話すと、内蔵のエキサイター(振動素子)がガラスやアクリル板を振動させ、声を相手に伝えることができる。

相手の声は機器内蔵のマイク(振動ピックアップ)により集音し、イヤホンマイクで聞くことが可能となっている。このようなマイクとスピーカーを備えた機器を利用して双方向に会話をする場合、エコーやハウリングが発生し、会話の妨げになることがあるが、同装置はウインドウトークの技術であるエコーキャンセラにより、窓などを開けなくても双方向のスムーズな会話を実現するという。

<窓などを開けなくても双方向のスムーズな会話を実現>
窓などを開けなくても双方向のスムーズな会話を実現

ドライブスルー方式の外来診療(PCR検査など)、介護や医療現場における面談、商店などにおける接客などでの利用を想定している。

■仕様
大きさ:225×70×58mm
重さ:220g(電池含まず)
電源:単三電池2本(充電池対応)

■申込方法
ドコモ
「ドコモのホームページ 法人のお客さま」 問い合わせページ
https://www.nttdocomo.co.jp/biz/support/inquiry/

NTTテクノクロス
ウインドウスルー会話装置 問い合わせページ
https://ntt-tx.macld.net/member_web/enqueteAnswer/?ID=wintalk

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