ローソン/AI活用の値引き販売推奨実験を開始、2023年度全店導入目指す
2021年06月22日 15:00 / IT・システム
ローソンは6月22日、食品ロス削減に向けAIを活用した値引き販売の推奨実験を東北地区の一部店舗で開始した。
今回の実験では、消費期限が短く比較的食品ロスの発生リスクの高い弁当・おにぎり・寿司・調理パン カテゴリーにおいて、店舗ごとにその日の在庫数などの 状況に応じた値引き額をAIが推奨する。
店舗では、推奨された値引き額を元に対象商品に値引きシールを貼り販売。これまでは、店舗ごとの判断で値引き時間や値引き額、対象商品などを決定しており、経験に頼る部分が大きかったものを、AIを活用した仕組みを導入することで、より簡易に、より効果的に値引き販売を行うことができるようになるという。
今回の実験結果をふまえ、2023年度中の全店での導入を目指す。
これまでローソンは、設立当初より店舗で自由に値引き販売が実施できるよう、POSレジに値引きキーがあり、値引きシールの消耗品登録も行ってきた。店内調理のファストフーズや厨房商品などの値引き販売を推奨している。現在、全体の約8割の店舗で値引き販売を実施している(2020年度実績)。
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