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アルペン/ローコードツール「キントーン」で社内システム内製化

2022年04月25日 14:40 / IT・システム

サイボウズは4月25日、ローコードツール「kintone(キントーン)」が、アルペンのシステム内製化を推進する業務プラットフォームとして導入されたと発表した。

<EC基幹系システムとkintoneを連携>
EC基幹系システムとkintoneを連携

「kintone」は、業務アプリ開発プラットフォーム。営業の案件管理、問い合わせ履歴やクレーム対応の管理、プロジェクトの進行、タスク管理、従業員の業務日報など、用途に合わせた業務アプリの作成が可能となっている。アプリケーションはノンプログラミングで開発できる。社内SNSのようなコミュニケーション機能を活用することでスピーディーな情報共有が可能になり、業務効率化を実現する。

今回の導入にあたっては、ノーコード/ローコードでスピーディーにシステムを作成し、運用しながら機能改修ができるkintoneの特長を活用することで、内製化が促進され、短期間かつ低コストでシステムを構築することが可能になったという。

アルペンでは顧客ニーズ対応の機動性とITコスト最適化の両輪を目指して2019年から社内システムの内製化を進めており、2021年には「ゴルフ5プレステージ」業態で、クラブフィッティングの結果や購買履歴、接客の記録といった全ての顧客情報を電子カルテ化。日々の接客に生かすためのCRM(Customer Relationship Management/顧客関係管理)システムをkintoneで構築した。

この経験を通じてkintoneを使用すれば多くのシステムを内製できることを確信し、システムのリプレイスのタイミングや新規のシステム化要望が起案された際には、まずはそのシステムがkintoneで代替/実現可能かを検討するようになった。結果、現在では店舗で立ち上げる新サービスの大部分が、情報システム担当者によるkintoneの基同機能で内製構築されるまでに至った。

2022年2月にはOMO(Online Merges with Offline)施策の一環として、全国の店舗で使用するPOSシステムとEC系基幹システムをつなぐ受注管理システムをkintoneで構築。BOPIS(Buy Online Pick-up In Store)を実現した。

kintoneを使用した受注管理システムでは、予約購入品の自宅受け取りの仕組みと、ECサイト(アルペンPayPayモール店)での購入商品の店頭受け取りの仕組みを2カ月・5人月程度で構築した。

将来的には、別の仕組みで運営している自社ECサイトからの店頭受け取りサービスも、アルペンPayPayモール店と同じようにkintoneを使った仕組みに統合していく計画だ。

■kintoneとは 
https://kintone.cybozu.co.jp/

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