凸版印刷、Putmenu/個店単位の電子マネー発行を実現、飲食店を支援
2022年12月08日 11:30 / IT・システム
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マルチロケーションモバイルオーダー「Putmenu(プットメニュー)」を提供するプットメニューと凸版印刷は12月8日、「Putmenu」アプリからデジタルで発行できるハウスプリペイドカード「Putmenuプリペイド」を開発したと発表した。
「Putmenu」アプリに凸版印刷が提供する「サーバ管理型プリペイドASPサービス」を連携することで、個店単位でハウス電子マネーを発行することができるもの。
12月下旬から「Putmenu」アプリ内で提供を開始する。
「Putmenu」は、世界9カ国の特許と12言語対応のスマートフォンアプリ。アプリの会員数は28万人で前年比10倍の成長をしているプラットフォームとなっている。飲食・物販・サービスステーションなど多様な商品を扱っている。
「Putmenuプリペイド」は、「Putmenu」アプリ内にて利用者が個店単位でハウス電子マネーを発行、利用することが可能なデジタルプリペイド発行サービス。「Putmenu」のプラットフォームに参加するだけで、小規模な飲食店などにおいても個店単位で独自のプリペイドを簡単に発行することができる。
「Putmenu」アプリ内での操作のみで、ハウス電子マネーを発行することが可能なため、物理的なプリペイドカードを必要とせず、プリペイドカードの専用システム・機器を導入する必要がない。
「Putmenuプリペイド」は、ハウスプリペイドの発行に必要な情報を全てデジタルで管理しており、これらのデータを活用してマーケティング支援につながる柔軟なサービス設計ができるようサポートする。アプリを通じて店舗独自のお知らせを配信することや優遇特典も付与することが可能となっている。
飲食店の集客施策や資金調達の手法の1つとして、大手流通企業やメーカーなどが展開するハウスプリペイドカード(前払い方式)の発行がある。
ハウスプリペイドカードは発行店舗のみで利用できるハウス電子マネーのため、発行したユーザーを対象とした集客施策の実施、カードにチャージされた金額を前払い金として確保することで、継続的な資金調達が可能だ。
しかし、小規模な飲食店にとってはアプリ、システムの導入・運用の負荷、カード製造費等のコスト面など導入のハードルが高いという課題があった。
今回、プットメニューと凸版印刷は、「Putmenuプリペイド」を通じてこれまで導入のハードルが高かった小規模な個店単位でのハウスプリペイドカード発行、店舗が独自に企画した割引や優遇特典付与などを容易にし、「Putmenu」の主要な導入先である飲食店の支援を推進する。
今後は、コード決済にも対応し、店内飲食の決済も「Putmenuプリペイド」で支払いできるように対応する予定だ。
■問い合わせ先
Putmenu WEBサイト
https://putmenu.com
凸版印刷のサーバ管理型プリペイドASPサービスWEBサイト
https://about.giftcard.ne.jp/
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