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アクシアルリテイリング/AI自動発注導入で品切れ25%、作業時間55%削減

2023年11月24日 13:05 / IT・システム

アクシアルリテイリングは11月24日、デイリー部門に導入したAI型自動発注システムにより、品切れ件数25%削減、発注作業時間55%削減を達成したことを明らかした。同日開催した2024年3月期第2四半期決算説明会で、原和彦社長CEOが説明した。

<原社長CEO(左)>

原社長CEOは、「技術革新への対応として、商品発注では、10年ほど前から統計的にデータを解析することによって自動的に発注するシステムをグロッサリー部門で導入してきた。さらに、2年前から構造データを取り組んだAI型の自動発注システムを開発し、順次、生鮮部門にも活用を拡大した。デイリー部門への導入効果を見ると、導入後、品切れ件数は25%削減され、発注作業時間も55%削減することができた」と語った。

また、システム開発にあたっては、子会社のアイテックを活用。自社開発を進めている。原社長CEOは、「食品スーパーマーケットに必要な様々な情報システムを現場の第一線で活躍しているメンバーと、食品スーパーマーケットの現場を理解している開発担当者が一体となってシステム構築を図ることで、使い勝手の良いシステムができている。また、不具合が発生したときも、自ら作ったソフトのため、修正が早いことも利点の一つとなっている。アイテックは、100名程度の規模だが、ISMS(ISO27001)認証とPMS(個人情報保護)認証を取得しており、情報処理関連資格も延べ65名が取得した。これらのIT人材がグループのDXを支えてくれている」と述べた。

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