横浜市交通局/完全キャッシュレスバスの実証運行
2024年10月23日 13:57 / IT・システム
横浜市交通局は11月6日から、国土交通省の実証運行に参画し、ベイサイドブルーと109系統特急の2路線で、完全キャッシュレスバスの実証運行を実施する。
利用できるのは、交通系IC、一日乗車券、クレジットカードなどのタッチ決済、敬老特別乗車証、福祉特別乗車券など、市営バス定期券となる。
ベイサイドブルーでは、モバイルクリエイト、ネットスターズと共同で、「二次元コード決済」を利用した運賃収受、実証実験を行う。実証運行を通じ、路線バス乗車時における完全キャッシュレスでの運行による課題や効果、二次元コード決済の実用性などを検証する。
利用できる二次元コードブランドとして、国内ブランドは、PayPay、楽天ペイ、d払い、auPAY、メルペイ、海外ブランドは、WeChat Pay、Alipay+、PromptPay、JKOPAY、GLNに対応する。
対象路線の109系統特急は、横浜駅前~大黒税関正門前・C3バース・大黒海づり公園を運行。ベイサイドブルーは、横浜駅前~山下ふ頭~横浜駅改札口まえを運行する。運賃は、大人220円、小児110円で(障害者等割引は大人110円、小児55円)となっている。
実証運行期間は11月6日から2025年2月28日までだが、ベイサイドブルーで実施する二次元コード決済の実証実験は、2025年3月31日まで行う予定だ。
二次元コード決済を利用する際は、その旨を乗務員に伝え、スマートフォン等に表示させた二次元コードを端末で読み取らせることで、運賃を支払う。大人運賃・小児運賃と、それぞれの障害者等割引での運賃に対応。また、複数人まとめての支払いもできる。
なお、該当路線では、現金での運賃の支払いができなくなる。
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