コメリ/4~9月、猛暑で夏物好調・プロ用消耗品など堅調で増収増益

2024年10月23日 18:04 / 決算

コメリが10月22日に発表した2025年3月期第2四半期(中間期)決算によると、営業収益1988億400万円(前年同期比2.3%増)、営業利益148億1600万円(7.2%増)、経常利益145億6300万円(5.4%増)、親会社に帰属する当期利益95億6200万円(3.5%増)となった。

コメリ

第1四半期は、期間を通じて天候が安定したことにより、主力カテゴリーである大袋肥料・農薬・刈払機等の農業者向けの商品や野菜苗・種等の家庭菜園商品の販売が堅調に推移した。また、5月・6月共に気温が高い日が続いたことで、エアコン・遮光用品等の動き出しが早く、夏物関連商品を中心に販売が好調に推移している。

第2四半期は、8月に南海トラフ地震臨時情報の発表や台風10号発生の影響を受け、家具固定ポール・懐中電灯・電池・養生テープ等の防災・補修用品のニーズの高まりがあった。一方、9月は記録的な残暑と中旬の天候不順の影響を受け、ガーデニング・家庭菜園に関する商品や殺虫剤・除草剤等の販売が低調だった。

また、注力しているプロの建設事業者が頻繁に利用する、セメント・電材等の消耗品は期間を通じて堅調に推移した。PB商品の販売では、円安による仕入価格の上昇、物流コストの上昇等の影響を受けたが、重点施策の1つである「暮らしを守り・育てる商品開発」に努めることで売上・利益拡大に貢献した。

出店8店、退店6店で期末店舗数は1222店となった。「ハード&グリーン」は6店舗減少したが、うち5店舗は業態転換や移転増床によるもの。

通期は、営業収益3880億円(4.7%増)、営業利益243億円(10.0%増)、経常利益245億円(10.3%増)、親会社に帰属する当期利益152億円(10.8%増)を見込んでいる。

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