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JR西日本/メタバースの「大阪駅 うめきたワールド」に約600万人来場

2023年07月10日 17:03 / 販促

JR西日本コミュニケーションズは7月6日、西日本旅客鉄道、JR西日本イノベーションズとともに、REALITY XR cloudのスマートフォン向けメタバース「REALITY(リアリティ)」で「バーチャル大阪駅 うめきたワールド」を今春公開し、REALITY内の企業オリジナル空間では過去最多となる約600万人が来場したことを発表した。

<メタバースに約600万人来場>

「バーチャル大阪駅 うめきたワールド」は、3月18日に開業した大阪駅「うめきたエリア」を再現した、アプリ「REALITY」内のワールド。「リアルとバーチャルの融合」をテーマに、メタバースやバーチャル、テクノロジーなどの活用による「うめきたエリア」の認知向上を図ったもので、リアルで設置されている「顔認証改札機」や、世界初の「フルスクリーンホームドア」をバーチャルならではの表現で再現し、3月8日~4月23日までの期間限定で公開された。終了後にREALITYユーザー向けに実施したアンケートでは、大阪駅「うめきたエリア」の開業を「バーチャル大阪駅うめきたワールド」を通じて認知した人が半数以上を占め、Z世代をはじめとした若年層の利用が多いアプリ「REALITY」でのメタバース施策により、新しいエリアの認知が高まったことを裏付ける結果となっている。

<リアルイベントとバーチャルの連携も>

大阪駅「時空(とき)の広場」特設ステージで行われたリアルイベントでは、会場を埋め尽くす数多くの来場を記録。「うめきたワールド」でもワールド内のスクリーンに中継映像を流したことで、ワールドの来場者も大きく伸びるなど、バーチャルとリアル施設の相互連携の可能性を示す事例になったという。

<アンケート結果>

「うめきたワールド」を利用したユーザーに行ったアンケート調査の結果からは、今回の「うめきたワールド」や関連イベントをきっかけに、リアルの「うめきたエリア」を「初めて知った」と回答したユーザーが約半数いることが分かり、SNSでは「興味を持った」「実際に出かけた」という投稿もあったという。JR西日本グループによる調査では、「うめきたワールド」の再訪意向率は約98%で、ユーザーからは「未来を感じた」「完成度が高く満足した」「臨場感や再現性が優れており、面白かった。今後もまた利用したい」などの回答があった。

今回の施策は、誰もが移動中でも気軽に参加できる「スマホメタバース」という特性もあり、交通広告を活用したワールド告知が一定の効果をもたらしたことが判明。「うめきたワールド」来場者の35%が交通広告で同施策を知ったと回答した。また、SNSをきっかけに来場した人が約半数の49.8%となり、SNSには交通広告を写真で撮影した投稿も多く、SNSへの波及に交通広告が寄与していることが分かったという。

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