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国分/メタバースで蔵元ワールド公開、ECへの送客図る

2023年11月20日 15:18 / 販促

国分グループが運営するEC店舗「ROJI 日本橋 ONLINE STORE」は11月20日、バーチャル空間に田村酒造場をもとにした蔵元ワールドを公開した。

<蔵元ワールドイメージ>

3D制作・管理クラウドサービスを提供するbestatの技術により、VRChatのプラットフォーム上に構築したもの。公開期間は11月20日以降、終了日は未定。歴史文化や酒造りのこだわりなどに触れる体験コンテンツを提供することで、多くの人に日本酒の魅力を伝え、食品業界におけるメタバース活用の可能性を検証していく。

総務省「令和5年版 情報通信白書」によると、日本のメタバース市場は2022年度に1825億円(前年度の245.3%)となる見込みで、2026年度には1兆42億円まで拡大すると予測。メディアやエンターテイメントだけではなく、教育、小売りなど、さまざまな領域での活用が期待されているという。

国分のEC店舗「ROJI日本橋 ONLINE STORE」では、これまで「オンライン」と「オフライン」の情報発信力を相互活用し、OMOマーケティングの実践を図ってきたが、さらに「バーチャル」を掛け合わせることで、より一層価値の高いコンテンツの提供を目指す。

<ECへの送客図る>

蔵元ワールドでは、日本酒ファンコミュニティを作る。ユーザーと蔵元の双方向のコミュニケーションを図るとともに、「ROJI日本橋 ONLINE STORE」への送客導線を作り、ECサイトでの物販につなげる狙いだ。

デジタルコンテンツの販売も行い、VRChatユーザーや日本酒ファンをターゲットに、バーチャル空間でコレクションする日本酒ボトルの3Dアイテムなどを用意。日本酒ファンコミュニティの活性化を図り、ニーズの検証を行う。

<来場特典>

特典として、蔵元ワールドへの来場者全員に、「嘉泉」のロゴ入り3Dアイテム「木升」をプレゼント。蔵元ワールド内のアンケートに回答者には、「嘉泉」のロゴ入り3Dアイテム「前掛け」をプレゼントする。

また、12月中旬に「人気VTuberと巡る、バーチャル蔵元探訪ツアー」を実施する予定だ。

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