三菱食品/ダイヤモンドフェア開催、多彩化する家族に対応した食と売場を提案

2025年07月22日 14:56 / 販促

三菱食品は7月22日~24日、「ダイヤモンドフェア2025」を開催。3日間で1万人強の来場を見込む。

<ダイヤモンドフェア2025>
ダイヤモンドフェア2025

今年は、多彩化する家族に着目。全世帯の72%を占める7つの主要家族を分析し、それぞれの特徴にあった商品と売り場を提案している。

現代の家族は、三世代同居家族が減り、単独世帯が急増。そのため、人口減でも、世帯数は増えている。

また、全世帯の72%を、共働きカップルと子どもの「パワーファミリー」、男性が主に稼ぐ夫婦で子どものいる「ミドルファミリー」両親と成人した子どもからなる「子どもも大人ファミリー」、シニア夫婦のみの「ゴールドカップル」、「子ありシングル」、「年金シングル」、「現役シングル」と分類した。

これら主要家族に共通する生活観、食意識について、「価値観」、「時間感覚」、「つながり」の3テーマで紹介している。

<食の探求を重視>
食の探求を重視

「価値観」では、たまには自分のことも大事にしたい自分ファースト、食と幸福度がリンクしているゴールド生きがい、ジャパン再認識、価格と質を見極めたいプライスコンシャスに注目。

自分ファーストではおいしいものを探したい「食探求気分」、「メンテナンス気分」、「キャンセル気分」を取り上げた。

食探求気分にグミといったトレンドの商品、忙しさなどで食事をキャンセル気分な時の食事代替になるお菓子や健康飲料を提案している。

<食事キャンセルでお菓子>
食事キャンセルでお菓子

「時間感覚」では、調理の手間を省きたい、家族で暮らしていても食時間が別々という現代に合わせた企画を用意した。

スマート家電による一括調理、電子レンジでも作れる一人鍋などを展開している。

<野菜を袋に入れるだけで調理可能な商品も>
野菜を袋に入れるだけで調理可能な商品も

「つながり」では、3世代同居は減っても、シニアと現役世代が近居している家族が54.7%と多く、13.1%が週1で食事を共にしていること(同社調べ)に着目。K-POPなど趣味を共有する友達親娘、ペットも家族、ご当地愛の商品も充実させた。

<近居している家族が54.7%>
近居している家族が54.7%

近距離同居家族向けには、大人数で、手軽に楽しめる手巻きずし、クレープなどのメニューを提案している。

<手巻きメニューを提案>
手巻きメニューを提案

さらに、ペットも家族、食事も人と同様にしたいというニーズに合わせ、冷凍のペットフードを展示。ピザ、ケーキ、アイスなど食品メーカーが開発した最新の商品を紹介している。

<人間用のような高品質ペットフード>
人間用のような高品質ペットフード

節約志向に対応して、税別100円均一のプライベートブランド菓子「生活志向」も78品まで拡大。カカオ価格高騰を受け、チョコレート菓子が人気だという。

価格コンシャスと原材料高対策で昨年スタートした、150円均一の「生活志向PLUS」も12品目用意している。

<PB「生活志向」で節約志向対策>
PB「生活志向」で節約志向対策

こういった多様な商品・売り場のニーズに対応した物流サービスも拡充している。

同社は、2025年4月、物流事業を承継した新会社ベスト・ロジスティクス・パートナーズ(以下:BLP)を設立した。

BLPの小谷光司社長は「三菱食品が得意としてきた物流施設運営だけでなく、物流コンサル、物流エンジニアリング、現場改善だけでも対応する。小売業のセンター運営20社103拠点の実績がある。また、全国17支店、営業人財130人、センター運営人財400人、本部70人が手厚くフォローできる。今までは小売業向けの物流サポートが多かったが、メーカー向けの共同物流、部門間横断物流プロジェクトや工場内物流の改善などの伴走支援も強化していく」と意気込みを語った。

<センター運営や配送だけでなくコンサルも提供>
センター運営や配送だけでなくコンサルも提供
※左から三菱食品・田村幸士常務、BLP小谷社長

<ご当地商品も充実>
ご当地商品も充実

取材・執筆 鹿野島智子

三菱食品 決算/3月期増収増益、コンビニ・ディスカウントとの取引好調

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