パルコ/44年ぶりに23区内に出店、上野に大人向けパルコ「PARCO_ya」
2017年10月31日 23:00 / 店舗レポート
パルコヤの延床面積は約8200m2でパルコで最小規模となっているため、休憩スペースが少ないことを考慮し、1階~6階のうち、4階と6階以外の各フロアにはカフェを配置した。
全館フリーWiFiを整備することで、カフェでゆっくりとくつろぎながら買い物をすることで、店内滞在時間が長くなる店舗を目指した。
1階に「厨 otona くろぎ」、「ディーン&デルーカ カフェ」、2階に「ハーブス」、3階に「あんみつ みはし」、5階に「スターバックス コーヒー」を配置した。
テナントリーシングでは、上野御徒町に「思い」 がある地元ゆかりや、ものづくりに根ざした企業11社と取組みをすることで、街との親和性を図った。
地元企業との取り組みとして、創業者が上野で修行をしたカバン専門店の「吉田カバン」が、直営店「KURA CHIKA by PORTER」を出店した。パルコヤで先行販売する「PORTER THINGS」など、既存店にはない商品も提案する。
上野のアメ横から創業した防止専門店「CA4LA(カシラ)」が、上野に旗艦店をオープンする。大人のための上質で品のある帽子を、上野から発信するため、既存店とは異なる商品構成と内装デザインを採用した。
御徒町に本社を構えるバッグの専門店「マザーハウス」も出店し、バングラデシュの直営工場で生産したバッグを中心に、小物などの服飾雑貨を販売する。
上野のシンボルの一つでもあるパンダにちなんだグッズも充実させ、文具専門店「スミス」ではポケット付きメモ、帽子専門店「カシラ」では帽子とイヤーマフ、ハンカチ専門店「オールドファッションストア」ではハンカチ、時計の「チックタック」では時計、ライフスタイル雑貨の「ハコア ダイレクト ストア」では木製ブロックマグネットを販売する。
大人に向けた店舗として、物販では、オーガニック食品とコスメを展開する「ナチュラルハウス」と漢方薬とコスメを販売する「カガエ カンポウ ブティック」を誘致し、健康を気遣う中高年のニーズを取り込む。
ナチュラルハウスは売場面積約66m2の小型店で、ドライグロサリーに特化した店舗。取扱いアイテム数を通常店舗よりも約450アイテム少ない約950アイテムとした。
女性のヘルス&ビューティーフロアへ出店していることを踏まえ、お菓子や調味料といった食品500アイテムのほか、オーガニックコスメ450アイテムを展開し、女性の美容ニーズに化粧品でも対応する。
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