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婦人・子ども服/5月の既存店売上4社そろって減、天候不順で夏物低調

2018年06月08日 15:00 / 月次

婦人・子ども服4社の5月度の営業概況によると、既存店売上は、ファッションセンターしまむら7.7%減、アダストリア14.1%減、西松屋チェーン8.3%減、ハニーズ7.8%減と4社そろって減収となった。

ゴールデンウィーク以降の大雨や低温により夏物の販売が伸びず、休日が前年に比べて1日少なかったこともマイナスに響いた。

<アダストリア店舗イメージ>
アダストリア店舗イメージ

■しまむら(2018年2月期:売上高5651億円)
既存店売上(ファッションセンターしまむらのみ)7.7%減、客数1.8%減、客単価3.6%減。

全店売上5.3%減。

出店4、退店0で5月末店舗数1409店。

5月は、ゴールデンウィークや母の日の販促を強化したが、ゴールデンウィーク以降の寒波による大雨や低温により夏物の販売が伸び悩み、売上は前年実績を下回った。

■アダストリア(2018年2月期:2227億円)
既存店売上14.1%減、客数11.3%減、客単価3.1%減。

全店売13.1%減、客数10.0%減、客単価3.4%減。

出店0、退店3で、5月度末の店舗数は1232店。

5月は休日が前年に比べて1日少なかったことに加え、4月中旬に投入した夏物商品の売れ行きが伸びず、既存店・全店ともに低調だった。

ブランド別ではニコアンド、アンデミュウが好調に推移。

アイテム別では、Tシャツ、タンクトップ、ワンピース、サンダル類などが人気となっている。

■西松屋チェーン(20日締、2018年2月期:売上高1373億円)
既存店売上高8.3%減、客数6.5%減、客単価1.9%減。

全店売上3.4%減、客数1.3%減、客単価2.1%減。

出店は5店、閉店1店で、5月度末の店舗数は970店舗。

育児・服飾雑貨においては、PBブランド「エルフィンドール」のレイン用品のほか、ベビーフード、衛生用品などの売上高が好調に推移した。

一方、ゴールデンウィーク後半以降の天候不順により、子供衣料、ベビー・マタニティ用品において売上高が伸び悩んだ。

■ハニーズ(2017年5月期:545億円)
既存店売上高7.8%減、客数9.0%減、客単価1.3%増。

直営店売上高6.6%減、客数7.8%減、客単価1.3%増。

出店1、退店3、5月末店舗数870店。

5月は、気温の低さや大雨など天候の変動が大きかったため、夏物の動きが鈍く、既存店売上は前年を下回った。

商品としては、カットソー、ワンピースが売れ筋となった。

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