流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





コンビニ/3月既存店、セブンとファミマ微増、ローソン0.3%減

2019年04月15日 16:45 / 月次

コンビニエンスストア各社が発表した3月の営業実績によると、既存店売上高はセブン-イレブン前年同月比0.1%増、ファミリーマート0.8%増、ローソン0.3%減、ミニストップ2.9%減だった。

<コンビニ店舗イメージ>
コンビニ店舗イメージ

客数は、セブン-イレブン1.7%減、ファミリーマート0.7%減、ローソン2.4%減、ミニストップ4.0%減。

客単価は、セブン-イレブン1.8%増、ファミリーマート1.5%増、ローソン2.1%増、ミニストップ1.2%増となった。

■セブン-イレブン(2019年2月期:チェーン全店売上高4兆8988億7200万円)
既存店売上高は、前年同月比0.1%増、客数1.7%減、客単価1.8%増。

チェーン全店売上高3.0%増、店舗数は2万904店。

売上高、客単価は、5カ月連続で増加。客数は5カ月連続で減少した。

■ファミリーマート(2019年2月期:チェーン全店売上高2兆9828億5200万円)
既存店日商0.8%増、客数0.7%減、客単価1.5%増。全店売上高1.2%減となった。

ファミリマートは、出店14店、閉店25店、純減11店、合計1万5502店。

エリアフランチャイズは、沖縄326店、南九州398店、JR九州リテール194店、合計918店で、国内合計1万6420店だった。

3月も引き続き、惣菜・冷凍食品を始めとする「お母さん食堂」シリーズの拡販に努めたほか、新コーヒー什器の導入効果(導入店舗数:約7000店)や販促施策等が奏功したことにより、中食は堅調に推移した。

バーコード決済のキャンペーン効果も加わり、既存店日商は0.8%増と5カ月連続で前年クリアするとともに、タバコの押し上げ影響を除くベースでも、前年並みをキープした。

デザートは、「スフレ・プリン」(278円)を軸としたケーキ類が好調に推移し、前年クリアした。調理麺は、月前半の全国的な低気温傾向もあり、温かい麺・焼麺が好調に推移し、前年実績をクリアした。

ファストフードは、いれたてコーヒー20円引クーポン施策が奏功するとともに、おでん・中華まんが高い販売実績を残し、前年をクリアした。

■ローソン(2019年2月期:チェーン全店売上高2兆4245億4100万円)
既存店売上高(チケット・ギフトカード除く)0.3%減、客数2.4%減、客単価2.1%増。

全店売上高は2195億6600万円(5.0%増)、客数750人、客単価688円。平均日販は51万6000円。

国内では、出店50店、閉店は純粋41店、置換5店、合計46店で純増4店だった。

2019年3月末時点のローソングループ国内総店舗数1万4663店のうち、ナチュラルローソンは139店、ローソンストア100は798店。

米飯カテゴリーは、さらにおいしくした「悪魔のおにぎり」や、新潟コシヒカリシリーズなどのおにぎりがけん引したことなどにより、売上は前年を上回った。

調理麺カテゴリーは、温かい麺の販売や、これがシリーズなどのパスタの販売が好調だったことなどにより、売上は前年を超えた。

デザートカテゴリーは、3月26日に発売した食感や素材にこだわり、発売3日で販売数100万個を突破する大ヒット商品となった新スイーツ「バスチー(バスク風チーズケーキ)」や、「ザクシュー(ザクザクチョコシュー)」を含む「Uchi Cafe」スイーツの販売が好調に推移したことなどにより、売上は前年を上回った。

ベーカリーカテゴリーは、「フランスパンのフレンチトースト2個入」などの、素材や製法にこだわり、食感と具材の美味しさを追求した「マチノパン」シリーズの販売が好調に推移したことなどにより、売上は前年を超えた。

日配食品や冷凍食品の売上は、主に生活全般のニーズに対応する品ぞろえを継続的に強化していることにより、前年を上回った。

たばこは、既存店売上高を0.5%強押し上げる要因となった。

ローソンストア100は、3月度の既存店売上高前年比が2.8%減、客数4.3%減、客単価1.6%増となった。3月は8店を閉店し、出店はなかった。

■ミニストップ(2019年2月期:チェーン全店売上高3337億4000万円)
既存店1店1日当たり売上高は39万9000円(2.9%減)、客数709人(4.0%減)、客単価562円(1.2%増)。

全店1店1日当たり売上高は39万8000円(1.9%減)。全店売上高の前年同月比は、4.8%減となった。

出店4店、閉店16店、期末店舗数は2185店(内れこっず2店、cisca5店)。

CVS部門では、惣菜、冷凍食品、洋酒他などの分類で昨年を上回った。一方で、ソフトドリンク、弁当、菓子パンなどが前年を下回ったことで、CVS部門全体では前年割れとなった。

FF部門では、「アップルマンゴーパフェ」、「ゴロッと果実のピーチティー」、エリア限定で「マスクメロンパフェ」を販売し好評だった。

「ビッグアメリカンドッグ98円セール」が好調に推移し、串ものが前年を大きく超えた。一方で、主食スナック、ポテトなどが前年を下回ったことで、FF部門全体では前年を下回った。

関連記事

月次 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧