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総合スーパー/3月はイオン1.9%増、PPIH2.4%減、ヨーカドー2.2%増

2021年04月20日 13:30 / 月次

流通ニュースがまとめた総合スーパー主要3グループの月次営業情報によると、3月の既存店売上(前年同月比)は、イオンリテール1.9%増、PPIH(国内リテール主要5社)2.4%減、イトーヨーカドー2.2%増となった。

■イオンリテール(2021年2月期:売上高1兆8161億円)
既存店1.9%増、全店2.5%増

イオンリテールでは、内食需要に対応した農産、水産、リカー、デリカの売上が好調に推移し、食品部門の既存店売上は、前年、前々年実績ともに上回った。

■PPIH(2020年6月期:売上高1兆6819億円)
国内リテール主要5社
既存店売上2.4%減、客数5.7%減、客単価3.5%増、対象店舗数529店(土日休日2日減)
全店0.8%増、対象店舗582店

主要5社は、ドン・キホーテ、ユニー、長崎屋、UDリテール、ダイシン百貨店。

3月は、前年の新型コロナウイルスの感染拡大に伴う特需の反動減により、国内リテールは苦戦したものの、3週目までは前年並みに推移した。

25日以降は、前年、大規模イベントの中止や週末の不要不急の外出自粛が強く求められた事で、食品の買い溜めが進み、反動減の影響が大きくなった。また、3月は、前年より休日が2日少ないカレンダーになり、押下げ効果が2.3ポイントあったと見ている。

■ドン・キホーテ(2020年6月期:売上高1兆415億円)
既存店売上高4.6%減、客数9.7%減、客単価5.6%増、対象店舗数319店

全店売上高1.8%減、家電製品1.5%減、日用雑貨品2.3%減、食品2.6%減、時計・ファッション用品0.7%減、スポーツ・レジャー用品2.3%増、総店舗数346店

ドン・キホーテは、前年、新型コロナウイルスの感染拡大により、落ち込んだ商品カテゴリーの売上が一巡し快方しつつある。特に、化粧品やスキンケア、ヘアケア、日焼け止め商品、理美容家電など美容関連の売上が幅広く伸長した。

■ユニー(2020年6月期:売上高6548億円)
既存店(136店)売上高1.2%減、客数1.6%減、客単価0.4%増
衣料品15.8%増、住居関連品4.1%減、食品3.4%減
全店(143店)売上高7.3%減

ユニーは、衣料品が、外出機会の増加や卒業式、歓送迎会の再開に伴い、学需、フォーマル、服飾小物が伸長した。

■イトーヨーカ堂(2021年2月期:売上高1兆809億円)
既存店総売上高(SC計)2.2%増、商品売上高0.5%減、客数3.8%減、客単価3.4%増、テナント9.2%増
全店総売上計3.4%減、うち商品売上7.5%減、テナント他8.1%増

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