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カジュアル衣料/6月既存店ユニクロ19.2%減、しまむら7.5%減

2021年07月19日 14:20 / 月次

カジュアル衣料4社の6月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ(ファーストリテイリング)19.2%減、しまむら7.5%減、西松屋8.0%減、ハニーズ10.0%減となった。

■ファーストリテイリング(2020年8月期:売上高2兆88億円)
既存店(710店)+Eコマースの売上高は19.2%減、客数8.2%減、客単価11.9%減。

直営店(783店)+Eコマースの売上高は17.3%減、客数5.9%減、客単価12.2%減。

出店9、退店は0だった。

6月の既存店売上高は、前年のハードルが高かったことから大幅な減収となったが、2年前比では、ウルトラストレッチアクティブ群、ラウンジウエアなどの販売が好調で増収となっている。

新型コロナウイルス感染症の影響により、6月末の臨時休業店舗は5店舗、時短営業は149店舗だった。これらの臨時休業、営業時間短縮した店舗は既存店、直営店から除外せず算出している。

■しまむら(2021年2月期:売上高5426億円)
既存店売上(ファッションセンターしまむらのみ)7.5%減、客数4.2%減、客単価3.6%減。

全店売上7.6%減。出店1、退店0で6月末店舗数1428店。

6月度は、昨年よりも雨の日が多く気温も低かったものの、夏物が好調に推移し、既存店売上高は前年比では7.5%減だったが、2019年度対比では17.6%増と大きく伸ばした(休業・時短店舗除く)。

昨年は巣ごもり関連商品が大きく売上を伸ばしたことに対して、今年はアウター衣料ではPB「CLOSSHI」「SEASON REASON」などのサプライヤー共同開発ブランド、「TERA」さんなどのインフルエンサー企画が好調だったという。

実用商品では「FIBER DRY」の婦人インナーやパジャマ、ポケモンや呪術廻戦などキャラクター商品の雑貨、寝具が好調だった。なお、緊急事態宣言の解除(沖縄県以外)により、6月21日以降、休業店舗はなくなっている。

■西松屋チェーン(20日締、2021年2月期:売上高1594億円)
既存店売上高8.0%減、客数2.6%減、客単価5.6%減。

全店売上6.6%減、客数1.4%減、客単価5.2%減。

出店2店、退店2で、6月度末の店舗数は1013店舗。

6月度は、気温が昨年と比較して低めに推移し、降水量も多かったことから、夏物衣料の売上高は前年を下回った。

■ハニーズ(2020年5月期:売上高425億円)
既存店売上高10.0%減、客数8.9%減、客単価1.3%減。

直営店売上高10.4%減、客数9.4%減、客単価1.1%減。

出店0、退店0、6月末店舗数873店。

緊急事態宣言が発出された都道府県で、土日休業や営業時間短縮になり客数が減少したことと、前年は緊急事態宣言の解除による売上増でハードルが高かったことで、既存店売上は、前年を下回った。商品としては、カットソー、ブラウス、パンツが売れ筋となったという。

緊急事態宣言の解除(沖縄県以外)により、6月21日以降、休業店舗はなくなった。

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