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カジュアル衣料/8月既存店ユニクロ14.9%増、しまむら2.1%増、夏物好調

2022年09月28日 10:30 / 月次

カジュアル衣料4社の8月度の営業概況によると、既存店売上はユニクロ14.9%増、しまむら2.1%増、西松屋3.6%減、ハニーズ14.4%増となった。

<8月実績>

社名 既存店売上高前年同月比 全店売上高前年同月比
ユニクロ 14.9%増 18.4%増
しまむら 2.1%増 1.7%増
西松屋 3.6%減 1.0%減
ハニーズ 14.4%増 14.1%増

■国内ユニクロ事業(2021年8月期:売上高8426億円)
既存店(706店)+Eコマースの売上高は14.9%増、客数0.2%増、客単価14.8%増
直営店(799店)+Eコマースの売上高は18.4%増、客数3.0%増、客単価15.0%増
出退店は、出店6店、退店1店だった。

8月は、気温が高く推移したことで夏物商品の販売が好調だったことに加え、トレンドを捉えた新商品の販売が好調だったことで、既存店売上高は増収となった。

■しまむら事業(2022年2月期:売上高4401億円)
既存店売上は2.1%増
全店売上1.7%増、客数0.2%増、客単価1.5%増
出店0、退店0で月末店舗数1422店

8月度は、猛暑が続いたことで夏物が売上を伸ばした。 アウター衣料では、婦人のジレとTシャツやタンクトップのコーディネートが売れ筋となり、実用商品では、「FIBER DRY」の肌着や寝具、インテリアが好調だった。また、夏休みのお出掛け需要で、婦人ティーンズ向け商品やサンダル、帽子やリュックが売れ筋となり、お盆の帰省需要では、ふとんセットや敷き布団が売上を伸ばした。

■西松屋チェーン(2022年2月期:売上高1630億円)
既存店売上高3.6%減、客数4.1%減、客単価0.5%増
全店売上1.0%減、客数1.0%減、客単価0.0%
出店1店、退店2店で、月末店舗数は1046店舗

8月は、夏物について、前月までに前倒しで販売が進んだことで、売上高が前年を下回った。一方、粉ミルクやベビーフード、調乳・衛生用品の売上高は好調に推移した。

■ハニーズ(2022年5月期:売上高476億円)
既存店売上高14.4%増、客数6.2%増、客単価7.8%増
直営店売上高14.1%増、客数5.7%減、客単価7.9%増
出店2、退店1、月末店舗数866店

8月は、上旬は猛暑が続き夏物が好調に動いた。中旬以降、新型コロナウイルスの感染拡大があったが、行動制限がないことで前年に比べ客数が増え、下旬には秋物が動き出し既存店売上は前年を上回った。商品としては、ブラウス、パンツ、ワンピースが売れ筋となった。

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